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星河の覇皇
第八十五部第五章 北京宣言その四十五

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「それでもな」
「皇帝と他のトップはですね」
「また違うのだ」
「それが大きいですね」
「そう思う、そして彼はトップとしてな」
「いいトップになる」
「そのことはだ」
 まさにというのだ。
「言える」
「確かに」
「そうだ」
 キロモトは強い声で言った。
「その様にな、八条グループはさらに大きくなる、だが」
「だがといいますと」
「連合には他にもああした企業グループが存在している」
 巨大なそれがというのだ。
「それが栄枯盛衰を繰り返している」
「資本主義社会の中で」
「そうなっていてだ、あのグループも衰退したことがある」
「それも何度もですね」
「連合の千年の歴史いや日本の明治維新からな」
「衰退も経験していましたね」
「発展もしてな」
 そのうえでというのだ。
「衰退もしてきた」
「そこは仕方ないですね」
「常に発展、成長することは難しい」
「どうしても」
「そして企業も生まれればな」 
 即ち創設されればというのだ。
「倒産もある」
「俗に言う潰れるということですね」
「経営を誤ればな」
 それでというのだ。
「どうしてもだ」
「そこから倒産しますね」
「そうなる、だからな」
「倒産する企業も多いですね」
「立ち上げられる企業も多ければだ」
 それと共にというのだ。
「倒産する企業もだ」
「多く」
「その中で企業が続いてもな」
「衰退もですね」
「ある、それは国家も同じだしな」
 企業だけでなくというのだ。
「連合も衰退期はな」
「幾度も経験していますね」
「経済成長自体は常に続いているが」
 そうした意味での発展はというのだ、経済成長と人口の増加そして総生産の増大は連合では停滞したことがない。
 だがそれでもとだ、キロモトは言うのだ。
「政治的に停滞し成長も鈍化したりな」
「そうした時期は多かったですね」
「好景気もあればだ」
「不景気もありました」
「また恐慌もあればな」
「バブルもありました」
「経済も常にだ」 
 まさにというのだ。
「栄枯盛衰がある」
「国家のそれも」
「発展すればな」
「衰退もあります」
「冬はある、だがな」
「冬があればですね」
「春もある、春は必ず来る」
 冬がありそしてというのだ。
「そして連合はだ」
「発展もしてきましたね」
「そうだった、しかも連合は発展しやすい」
「無限の開発地、開拓地があるので」
「この銀河系の大半を領有しているしな」
「左様ですね、ですから経済成長が鈍化したりすれば」
 アッチャラーンも述べた。
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