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神々の塔
第五十五話 食事その十三
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「戦うんや」
「ゲイボルグを避けて」
「ゲイボルグは全体を攻撃する、しかしな」
「広範囲の攻撃だけあって」
「特徴がある、狙って攻撃するもんやない」
「一度に広範囲を攻撃する武器やから」
「散開してな」
 そうしてというのだ。
「空を飛ぶ、それも絶えず動いて」
「狙いを定めさせん様にして」
「そうしながら戦うで」
「それが一番やね、ほな皆そうして戦おうな」
 綾乃は芥川の言葉を受けて他の仲間達に告げた。
「ええな」
「それが一番やな、ただ神霊さんも動く」
 リーが応えて言ってきた。
「そやからな」
「動きを封じるんやね」
「お互い動いての戦は動きが遅い方が不利になる」 
 このことを言うのだった。
「そやからな」
「ここはやね」
「術を用いてや」
 そうしてというのだ。
「こっちの動きを速める」
「そうするな」 
 また中里が応えた。
「これからは」
「そのうえで散開してな」
「空で動き回ればええな」
「陸地やと平面やが」 
 そこでの動きになるがというのだ。
「空もやと立体になる」
「動ける場所が尚更増えるな」
「そうなればや」
「相手も狙いが定めにくいな」
「そうなるさかいな」
 だからだというのだ。
「ここはな」
「空を飛ぶか」
「そうするで、ええな」
「わかったで」
 綾乃が応えた、そうして実際にだった。
 芥川が言った通りに戦うと確かに強敵であったがそれでも戦を有利に進めることが出来てそうしてであった。
 ク=ホリンも倒した、そしてこの階にいる神霊達を全て倒すとク=ホリンは一行に対して満面の笑みで告げた。
「見事、これで先に行ってよしだ」
「そう言ってくれますか」
「そしてだ」 
 綾乃に対して笑顔で答えた。
「これから休むがいい」
「下の階の宿屋で」
「そうだ、そうしてだ」 
 そのうえでというのだ。
「また進むのだ」
「わかりました、そうさせてもらいます」
「強いだけでなく連携も出来ていてだ」
 神霊は今度は一行の戦ぶりを話した。
「頭もいい、それでこそだ」
「万全ですね」
「人は一人一人が強くとも神霊が本気を出せば及ばない」
「どうしてもですね」
「やはり違う」
 人と神霊ではというのだ。
「その差は歴然たるものがある」
「そうなんですね」
「しかしだ」
 それでもというのだ。
「それぞれが力を合わせてだ」
「連携して」
「そして知恵を使えばな」
 そうすればというのだ。
「我等に勝てるまでにだ」
「神霊さん達にも勝てますか」
「だからだ」
 それでというのだ。
「これからもそれを守ってだ」
「戦うことですね」
「そうだ、ではいいな」
「はい、これからも」
「上に行くのだ」
 こう言っ
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