第二章
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門矢は光の祖父である光栄次郎についてふと言及した。
「あの爺さんにしても正体がわからない」
「謎だらけか?」
「お爺ちゃんまで」
「それもわかるといいけれどね。まずはとにかくね」
写真館に戻ることになった。そしてそこに戻るとであった。
すぐに栄次郎が彼等を迎えてきた。まずは愛想よくであった。
「ああ、よく戻って来たね」
「お爺ちゃん、何かあった?」
「いや、何もないよ」
見ればいつもの優しくマイペースな祖父である。本当に何も変わらない。
「何もね」
「そう。だったらいいけれど」
「ああ、けれどね」
だがここでまた言ってきたのだった。
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