第16話:聖剣大量取得作戦
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、フラウさんが何かを発見した。
「主様、アレ!?」
進行方向に男性の死体があった。それもいくつもだ。
近くには魔族の死体も転がっている。
「くっ!ツキツバの予感的中かよ!」
「急ぎましょう!」
状況から察するに魔族が攻めて来たんだ!予想通り街の外壁は破られ、いくつもの黒煙が昇っている。
聞こえるのは大勢の悲鳴。
「不味いな……どうするツキツバ!?」
こういう時のツキツバさんの迷いが無い行動は、本当に惚れ惚れしてしまう。
「1点突破して一気に敵大将を討つ!」
「1点突破?街中に散らばってる魔族はどうする気だ?」
そんな少し慌てているセツナさんに対し、ツキツバさんは優しく諭しました。
「セツナ殿、戦と言うものはな。敵の大将を倒せばそれで終わるのだ。だからこそ……某達は急ぎ敵の大将の許へ辿り着かねばならんのだ」
こういう時のツキツバさんは本当に頼もしい。
僕も早くそんな立派な人になって、勇者セイン様のお役に立ちたい。
とか言ってる間に、ツキツバさんが多数の魔族達に襲撃されている街を迷わず突っ切って行った。
そして、セツナさんとフラウさんがそれを追った。
それに引き換え……僕に出来る事は、ツキツバさん達が勝って僕の許に帰って来てくれる事を願うだけだ。
頑張れ!ツキツバさん!
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