第16話:聖剣大量取得作戦
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
病風を吹き飛ばそうって事で……
「……来てしまった……」
「聖武具の神殿だよね……ここ……」
「ここにある聖剣を抜けと……」
……やっぱり私には無理だ!此処は―――
「って!?主様!?」
主様は神殿の門を開けてどんどん進んで行きますぅー!
あー!待って!心の準備がぁー!
……で……
「ついちゃったね……聖剣……」
「あ、そっか!ツキツバさんは3本目の―――」
「こういう時こそ、苦難に背を向けてはなりませぬ!」
……主様、意外とスパルタなのかも……
「それに、ノノ殿は前々から言っておったではないですか。もっと強くなって勇者セイン殿との戦に馳せ参じたいと」
「それとこれとは話が違うよぉー!僕のレベル最大値はまだたったの3だよぉー!」
え?ノノのレベルって3しかないの?
てっきり主様と一緒だからと思って。
そこへ、セインって獣人がプルプル震えながら前に出る。
「わわ私が行く!ノノに会う前はレベル最大値は7だったけど、今のレベル最大値は280だ。それに聖剣のレベル4割アップが加われば、レベル最大値は392になる!ももも―――」
セツナ……無理しなくても良いのよ。
結局聖剣が抜けなくて、何て展開は恥ずかしいから―――
と言ってる間にセツナが聖剣の柄を握ってる!
「ぬうぅー!」
「セツナ……抜けるの……」
「セツナさん」
主様が無言で聖剣を抜こうとしているセツナを見守る。
そして、
「ぬがあぁーーーーー!」
力を入れ過ぎたセツナは台座から転げ落ちて後頭部を強く打った。
「いたたた……なんだったんだ?」
「セツナさん!それ!」
「それ……って……」
セツナの両腕を包んでいたのは、銀色に輝くガントレットと鋭い爪が付いた5本指グローブだった。
それを視ていたセツナがハッとして台座を視ると、さっきまであった聖剣が無くなっていた。
「やはりでしたか!そなた達なら抜けると確信しておりました」
どう言う根拠ですか主様―――
「ん?何?この音?」
「何かが爆発した?」
「そこまで近い感じじゃないね?」
謎の音の正体を探ろうと神殿の外に出てみると……
ノノ・メイタperspective
セツナさんが聖剣を抜いた直後に鳴り響いた爆発音の正体を探ろうと外に出た僕達は信じられない光景を目の当たりにしました。
「街が……燃えてる……」
「何だあの炎は!?ここからでも見える程大きいぞ!?」
すると、ツキツバさんが何かを察して走り始めた。
「急ぎましょう!何か胸騒ぎがします!」
「胸騒ぎ!?」
と言う訳で、僕達は火事が起こってると思われる場所まで大急ぎで向かう事にしたんですが……みんな足が速い!
これがレベル100以上とレベル3との差なのか……少しへこむなぁ……
僕がそんな嫉妬を抱いていると
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ