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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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ドも集まってラックを押していると、璃々も鈴花も加わって、全員で押し込んでいた。そして、ゴールラインに倒れ込んだ時、さくらがタッチダウンしていた。正確に言うとその塊からは私だけ置き去りにされていたのだ。この前と同んなじだ。33-5でホイッスルが鳴って、圧勝だった。
「いやー 完敗ですわ この前よりも格段と強くなっていた 連携プレーもすごいですね」相手のコーチがやってきていて
「はぁ この前 勉強させていただきましたので まだまだですわー ありがとうございます」と、紅林先生も返答していたが、心の中では ヤッターって思っているに違いない。だけど、レフリーを務めていた人が来て
「素晴らしいチームでひとりひとりのレベルも高いですけど、中学生女子の関西大会、全国大会は講習、研修の中で選手を選んで、大阪代表は選抜チームなんですわー 単独チームとしての予選も無いですしー 現状では、この先 チーム単独でというのは難しいかも知れませんねー」と、進言してくれていた。
私が、何かを言おうとしているのが、わかったのか 詩織先生が、私の腕を掴んで
「実海ちゃん 鼻の頭 血が滲んでいるよ こっち いらっしゃい 消毒しなきゃー」
「あぁー たぶん さっき 引きずられた時やー パンツ引っ張られてな 脱がされるかと思ったわー でも こんなん 平気やでー 昔から慣れっこやー」
「平気じゃぁ無いわよー 砂が入っていたりで、ほぉっておくと跡が残ったりするからネ」と、痛いと騒いでいる私の鼻に水で洗ったり、消毒液をつけて、大きな絆創膏を貼ってから
「あっ 手も血が出てるじゃぁないのー」
「これっ 泉希に引っ掻かれた」
「えぇー みゆんが・・・ふっ・・・突っ込みすぎや あのままやったら、ノットリリース取られとるでー そやから、ウチが無理やり・・・プッ」
「なんやのーぉー 今 わろぉーたやろー? その冷たい言い方ぁー 愛は無いんかい」と、泉希に飛び掛かって行こうとしたら
「これっ ちゃんと 手も手当しないとダメなの!」と、詩織先生に抑えられていた。
「お疲れ様 見せてもらってたよ 君達の活躍」と、大きな袋を持って、校長先生が現れた。
「お腹すいているだろう これ 差し入れだ 食べなさい」と、出してくれたのはサンドイッチにペットボトルの紅茶なのだ。私達がかじりついていると
「いゃー 以前、大きなことを言っていた子が居るけど 口先だけじゃぁ無いんだなって 思ったよ こりゃー 本当に奇跡が起こるんじゃぁないかと、思いながら 見ていたんだ 君達は勇敢だしなー」と、校長先生は私の顔をしみじみとながめながら・・・少し、笑ったような・・・
「詩織せんせぇ〜い やっぱり この貼ったの 大きいんちゃう?」
「いいのよー
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