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夢幻水滸伝
第三百三十四話 フェニックス攻略その七

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「とても」
「そういうことか」
「はい、そのことはご了承下さい」
「わかったわ」
 一言でだ、トウェインはホイットマンの言葉に頷いて応えた。
「ほなな」
「そういうことで」
「ただ戦が終わるまでどないするつもりや」
 降ってもそれまではとだ、トウェインはホイットマンに尋ねた。
「一体」
「家でくつろごうかとです」
「思ってるか」
「映画館にも行って」
 そうもしてというのだ。
「そう考えてます、あとホワイトバッファローとも一緒にいて」
「神具のか」
「そのうえで」
「暫くゆっくりするんやな」
「そうします」
「そうなんやな」
「少なくとも二人が戦いを終えるまではです」
「わい等の仲間にはならへんか」
「はい」
 絶対にという返事だった。
「そうさせてもらいます」
「そこで仲間に銃を向けるとか言うてたらな」
 どうかとだ、トウェインもホイットマン自身の言葉から彼の人格を見てそのうえで確かな声で述べた。
「わいとしてもな」
「どうかと思ってましたね」
「そやったわ」 
 こう答えた。
「ほんまな」
「そうでしたね」
「むしろそれでええわ」
 今度は笑って告げた。
「その心気に入ったで、起きた世界でも付き合いあってな」
「知ってましたね、おいらのこと」
「ええ奴やと思ってたけどな」
「この世界でもですか」
「そうした奴か、ほなな」
 それならと言うのだった。
「暫くはゆっくりしたらええ」
「そうさせてもらいます」
「ただぐうたらし過ぎてな」
 トウェインはここからは冗談を入れて言った。
「太らん様にな」
「肥満には注意ですね」
「アイスとかドーナツばかり食ってな」
「おいらどっちも好きですし」
「それやと尚更な」
「ここはですね」
「ちゃんと身体も動かして」
 食べること自体はいい、そうした言葉だった。
「そのうえでな」
「くつろぐことですね」
「わいは別にあれ食うなこれ食うなとか言わんわ」
「アイスにしてもドーナツにしても」
「そやけどな」
 それでもといのだ。
「太り過ぎは身体に悪いさかいな」
「そこには注意して」
「身体を動かすことや」
「そうして食べた分を消費しますね」
「そうするんや」
 こう言うのだった。
「ええな、ほな暫く」
「ゆっくりさせてもらいます」
「じゃあまたな」
「はい、また」
 ホイットマンは明るく応えた、こうしてだった。
 彼は今は休養に入った、その彼を見送ってだ。
 トウェインはすぐに軍議を開き将帥達に言った。
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