第七百三十六話 広い部屋その四
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「私としてはな」
「好きになれないですね」
「そうなのだ」
上等兵にその顔で話した。
「どうもな」
「風俗的にですね」
「乱れているからな」
「乱痴気騒ぎにもですね」
「なる、混浴に酒を持ち込んでだ」
そしてというのだ。
「そのうえでな」
「乱れた宴に興じますか」
「当然食べものもだ」
料理だけでなくだ。
「酒池肉林というが」
「まさにそうした宴をですね」
「催すこともだ」
「連合ではあるのですね」
「混浴でな、しかしな」
それでもというのだ。
「それが多産につながりだ」
「連合の人口を増やしていますね」
「やはり人口が増えないとな」
さもないと、というのだ。
「国家は強くならない」
「それは絶対ですね」
「産めよ増やせよだ」
「国家の政策は」
「連合はそれを進めていてだ」
「実現させていっていますね」
「無論他の政策も執っている」
性的刺激を与えるものだけでなくというのだ。
「若い年齢でも結婚はいいしな」
「家庭への優遇政策もですね」
「執っている、独身でいるよりもだ」
連合ではというのだ。
「家庭を持った方がな」
「税制や様々な公共サービスをですね」
「受けられる、特にだ」
大尉は強い声で話した。
「子供が多い家庭はな」
「多くのサービスを受けられますね」
「だからな」
そうであるからだというのだ。
「連合ではな」
「多産がいいとですね」
「なっている」
「そうなのですね」
「様々なことをしてだ」
そのうえでというのだ。
「連合ではだ」
「多産になってですね」
「人口が増える様にしている」
「そうした努力をしていますね」
「常にな、それでだ」
その為にというのだ。
「連合の人口は増え続けている」
「そうなのですね」
「そして国力もな」
「人口の分ですね」
「大きくなっている」
「それが続いていますね」
「そうなっている、そして食事はな」
これはというのだ。
「即ち栄養だが」
「かなりのもので」
「体格がよくだ」
「家もですね」
「何もかもが大きい」
そうなっているというのだ。
「成人男子で平均一九〇だ」
「大きいですね」
「それでバスルームもな」
こちらもというのだ。
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