第百十五話 運動会の準備その十
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「もうかなりね」
「残虐で傲慢な」
「とんでもないよ」
「絶対にやったら駄目ね」
「若しうちの顧問の先生の目の前でやったら」
その時はというと、
「本気で怒って警察にね」
「通報ね」
「もうそれ犯罪だから」
「傷害罪ね」
「人間失格だよ」
そこまで酷いというのだ。
「剣道じゃないから」
「暴力ね」
「そんなことをした先生が兵庫にもいて」
そうしてというのだ。
「懲戒免職とかうちの大学の人にね」
「懲らしめられたりしてるのね」
「悪の栄えた試しなしだよ」
伊東は眉を曇らせて話した。
「幾ら学校の先生で体格がよくて何段でもね」
「性根が腐ってたら」
「大学生でちゃんと剣道している人なら」
「勝てるのね」
「うん、そうした先生の県道って剣道じゃないから」
「暴力ね」
「生徒を床の上で背負い投げなんて」
こうした行為はというのだ。
「下手したら死ぬから」
「打ちどころが悪かったら」
「柔道の技は畳の上でするものだよ」
畳がクッションになるのだ、畳があってこそその上で柔道の様々な技を出すことが出来るのである。
「床の上でやったら凶器と同じだよ」
「凶器ね」
「それでそんな先生が野放しなのは」
そうした社会はというと。
「もうね」
「日本位よね」
「他の国でそんな先生いないんじゃないかな」
「というか日本でも他のお仕事だとね」
「普通に暴力問題になるよ」
「自衛隊でもね」
「警務隊に言えば」
他の国の軍隊で言う憲兵である、彼等に暴力行為があったと通報すればしっかりと対処してくれるのだ。
「いいしね」
「そうなのよね」
「それでもね」
「学校の先生の世界は」
「自衛隊嫌いな人が多いけれど」
「その自衛隊よりも」
「ずっとだよ」
それこそというのだ。
「暴力行為がね」
「野放しね」
「そうだよ、奈良県も有名だしね」
「そんな暴力振るう先生がいることが」
「うん、結構日本中にいて」
暴力を振るう教師達はだ。
「処罰されないからね」
「問題よね」
「特に留奈ちゃんが部活の時に先輩がお話してくれた」
「そうした先生は」
「採用される時点でね」
最初からというのだ。
「おかしいよ」
「どうして採用されたのか」
「適性ないとしかね」
教師のそれがというのだ。
「思えないよ、変なコネがあって」
「それで採用されてるのね」
「どんなコネか知らないけれど」
「それで学校の先生になって」
そうしてというのだ。
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