第百十五話 運動会の準備その八
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「殆どの国でないわ、というか先生がそこまで暴力振るったら」
「普通の国だとですね」
「問題になって」
そうしてというのだ。
「クビになるわ」
「そうなりますね」
「中国で生徒にセクハラした先生が死刑になったのよ」
「それはいいことですね」
「あくまでそれが真実ならだけれど」
それでもというのだ。
「真実ならね」
「よく死刑にした、ですね」
「日本だと多いでしょ」
「先生のセクハラも」
「そうでね」
それでというのだ。
「他の国だと普通に糾弾されて」
「クビになりますね」
「日本でもネットとかで出たらね」
その場合はというのだ。
「流石に炎上して問題になるけれど」
「明るみに出る場合が少ないですね」
「何で他の部活の前まで連れ出して馬乗りになってね」
暴力、自分の強さと権威暴力によるそれを生徒達に誇示したのだ。こうしたことを行う輩が大手を振って歩けるのが日本の教育界なのだ。
「問題にならないのよ」
「誰かが外に言ったら終わりなのに」
「それが言われないのがね」
「おかしくて」
「問題にならないなんて」
それこそというのだ。
「どれだけおかしいかよ、その先生も問題だけれど」
「それが表沙汰にならないことは」
「その方が問題よ、遥かにね」
「そうなりますね」
「その先生剣道部の顧問で」
その立場でというのだ。
「生徒をそこまで連れ出す為にその人の竹刀蹴飛ばしたそうだしね」
「竹刀蹴飛ばすって」
「うちの顧問の先生に聞けばいいわ」
剣道部のというのだ。
「確実に怒るから」
「剣道をしていてやったらいけないことですね」
「そのうえで他の部活の生徒の前で暴力を見せるなんてね」
「人間じゃないですね」
「女の子泣かせて笑ってたそうだし」
「とことん屑ですね」
「そんな先生は他の国じゃ存在自体が許されないし」
日本以外の国ではというのだ。
「うちの学校でもね」
「そんな先生いませんね」
「学校の先生じゃないと犯罪者になる人が」
そうした輩がというのだ。
「聖職者とか呼ばれるなんて」
「学校の先生そう呼ばれますね」
「有り得ないから」
それこそというのだ。
「絶対にね」
「犯罪者になるのに」
「確実にね、そうした先生が普通にいる社会って」
それはというと。
「自浄もね」
「全然ないですね」
「普通に人前でそこまでの暴力振るう人がいられるなんて」
「相当酷い場所ですね」
「生徒も人間でね」
それでというのだ。
「ちゃんと人格があるのよ」
「心がありますね」
「剣道やってて竹刀を蹴飛ばすことも」
「絶対に許されないですね」
「ここまでやる人が普通にいられる場所なんて」
「責任を問われないで」
「ここまでやっ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ