暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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しばらくして、連盟の人が2人視察に来た。私達はメイングラウドの横の私達のグラウンドで練習していたのだが、紅林先生が対応していて、近くに来て
「ここで、いつも練習を・・・」
「はぁ もともとは雑草だらけの荒地だったのですが、去年の今頃でした。一人の女子が草むしりから、たった一人でボールを蹴って追いかけたりして・・・そのうちに、数人の女子達が整地から始めまして・・今は、この通りです」
「はぁ ひとりでねー・・・ 部員もそれなりに揃っているみたいで・・・いささか、狭いでしょ?」
「そうですねー 今年、6人の新入生が増えましてネ でも、彼女達はここで工夫しながら練習しています。それに、土曜日の午後はあっちのクラウンドが空くのでオープンアタックとかも練習していますので・・」
「いや 私どもも 中学女子の単独登録は初めてなもんで・・・びっくり してるんですよー この地域は、男子でも、5.6校しか無いもんでー それも いきなり、クラブチームに勝利したとか・・・まだ、1年程なんでしょう? そこのコーチに聞くと、すぐにでも、大阪代表候補にはなれる者が何人か居るとか・・確かに、さっきから見ていると脚が速いし、パスワークも良いですねー」と、以前見学に行った時の中学校の監督の人なんだ。
「はぁ ここの学区の陸上の候補選手が揃ったみたいでー みんな素晴らしい子達です 情熱が違いますよー チームワークも良い 仲間意識が強いんです」
「でも ポストも無いんですね だけど、ドロップゴールも正確に決めていたとかー」
「はい あの子達は頭の中に ポストを描いていて、練習していますからー」
「わかりました 素晴らしいですね 我々もワクワクしますよ 中学生女子のチームなんてー 市内の女子生徒達も盛り上がります これから、出来るだけ協力させてもらいます グラウンドの件とか練習相手・・・女子の場合は難しいですが、そのことも含めまして」
そして、その人達が帰る時になって、先生は私達を集合させて並ばせて挨拶をさせていたのだ。この前の試合の時もそうだったのだけど、こういうとこは紅林先生 当たり前の様に厳しいのだ。
その日の練習が終わった後、私は2年3年生に集まってもらって
「なぁ 新入生を甘やかしすぎなんちゃうやろかー? まだ、ぶつかりもタックルもさせんとー 猫が手を出してるみたいなん あんなんで相手倒せへんでー もう ええ加減に・・・やらんとー 璃々はどう考えてるんや?」
「うーん でもねー 激しいことは・・・せっかく入ってきたのに、辞められるとなぁー」
「そんなん ゆうてもー ウチ等も最初は怖かったけど、やらなしゃーぁなかったやんかー? 美鈴も鈴花もそうやー 無理やりにでもやらせてたんやんかー 美鈴もどうやった?
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