暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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入学式の時、校長先生が新入生にありきたりの祝辞を述べ、続けて
「実は・・・奇跡ということを、皆さんはどう考えていますか? 奇跡というのは、運と偶然で起きるんですが、99%は努力と頑張りで起こすんですなー。この前、私は ひとつの小さな奇跡を見る機会がありました。たったひとりから頑張って、仲間を増やしていって 一緒に頑張って、努力して・・・奇跡に近いことを起こしてくれた生徒達がウチの学校には居るんです。だから、皆さんも希望を抱いて頑張って、努力することを忘れないでください。それに、沢山の仲間がいることを忘れずに・・・大きな奇跡を・・・この桜中学校には・・・その基盤があります」と、締めくくっていてくれた。
サッカー部の3人組は先頭切って大きな拍手を送っていたのだ。つられて私達も。そして、校長先生の許可は取ってあるからと、早い目に会場を抜け出して、ユニフォーム姿でグラウンドに集結していたのだ。入学式を終えて帰る新入生とか保護者の人達に、私達のピンクと紺のボーダーの恰好良い姿を見てもらう為に、ボールパスをしながら掛け声をあげて走り回っていた。
そして、何人かに頼み込んでおいた私達のクラスの女子が見学して歓声を上げていると、その横には、頼みもしてないのだけどサッカーの3人組も居た。そのお陰で何人も立ち止まって、私達のプレーを見てくれていたのだ。男の子ほうが多かったのだけど。
その日だけは、クラブ紹介という形で看板と勧誘が認められていて、私達は、まだ、正式なクラブでなかったけど、看板の設置だけは認められて、私達は前日から集まって、イラストは私の担当だった。そして、勧誘のビラも吊り下げるようにしていたのだ。
そして、始業式の当日、クラス分けで1組 璃々と美鈴、励と利勝、2組 すみれと私、鈴花、3組 栞奈と朝陽、4組 泉希と明弘に決まっていた。
「ふぅ〜ん どういう分け方なんやろネ 泉希 また 違うクラスだね」
「うん でも、みゅんはすみれと一緒ヤン 私は明弘かぁー」
「まぁ まぁ あいつは楽しいでー」
「みゅんにとってはなっ 小学校もやったから もう あきたわー あいつ すみれと逆やったら お互い良かったのにネ」
2日後、正式にラグビー部として承認されたと通達をもらって。部室も校長先生の一声で体育館の一室を使えることになった。倉庫として使っていた2室のうちの1室を片付けて、不要なものはグラウンド横の倉庫に片付けることになっていた。一旦は、グラウンド横の倉庫を部室としてあてがわれたのだが、女の子にプレハブみたいなとこを使わせるわけにいかないし、シャワーも使うだろうからと、これも校長先生が進言していてくれたのだ。
1週間後、私達のクラウンドには6人の新入生が体操服で並んでいた。正式に顧問兼監督
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