第6話
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カルバードの東の果ての山脈であるイシュガル山脈にて猟兵団同士による戦闘が繰り広げられていた。
〜イシュガル山脈〜
「ここが分け目だ――――総員、戦形を”双槍騎兵”へ!」
「Ja(ヤー!!)」
片方の猟兵団の隊長格の男は号令をかけ、号令に力強く答えた猟兵達は戦形を変化させ
「我らも行くぞ――――!赫け、”太陽の鷹(エル=アルコン)”の戦翼!」
「 応!!」
対するもう片方の猟兵団の頭目格の男も号令をかけ、号令に力強く答えた戦士達は戦形を変化させた。
それぞれの猟兵団がぶつかり合っている中、やや離れた場所でそれぞれの猟兵団に所属している少年兵と女猟兵が一騎打ちを行っていた。
「くっ……まだまだっ!」
「ハッ、甘いね――――!」
少年兵の銃撃を回避しながら女猟兵は少年兵の頭上に爆弾を放ち
「ああっ!?」
頭上に放たれた爆弾に少年兵が驚いた瞬間女猟兵が放った短剣が爆弾に命中し、爆発を起こした。
「――もらった!」
咄嗟に側面へと回避した少年兵に女猟兵はライフルを構えて少年兵に狙いをつけて銃撃を放とうとした。
「ッ……焔よ―――――我が息吹となれ!!」
「っ!?」
対する少年兵はその場で祈りを捧げた後全身に闘気を纏うと共に身体能力を上昇させて女猟兵が放った銃撃を次々と回避した後跳躍して自身の得物で女猟兵が咄嗟に構えたライフルごと女猟兵を地面に押し倒した後背中にある大型のナイフを取り出そうとし、対する女猟兵も腰にあるナイフを取り出そうとしたその時笛の音が鳴った。
「ぁ………」
「……やれやれ。アタシらの負け、か。」
笛の音を聞いてそれぞれの猟兵団の戦いの結果を悟った少年兵は呆けた声を出し、女猟兵は苦笑しながら溜息を吐いた。
それぞれの猟兵団が戦闘を止めると隊長格の男が白旗を掲げた。
「”アイゼンシルト”連隊長、ゲラント・レイガー殿!停戦の申し出を受け入れる!7:3ならばどうだ!?」
隊長格の男が白旗を掲げると頭目格の男が問いかけた。
「”クルガ戦士団”副頭目、ハサン・アルファイド殿!6:4が条件だ!退かなければ続行する!」
「―――――いいだろう!6:4で我らの勝利だ!クルガに焔と翼の女神の栄光あれ!!」
「おおおおおおっ……!」
隊長格の男の答えに応じた頭目格の男は勝利の宣言をし、男の宣言に戦士達は勝利の雄叫びを上げた。
「はあっ、はあっ……」
「やれやれ、相打ちに持ち込まれるかと思ったが……――――――さっきの反撃はよかったけど、ちょいと詰めが甘かったね?アタシの攪
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