第6話
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乱を想定しておけばここぞの選択肢も広げられただろう。」
戦闘終了後地面に倒れて息を切らせている少年兵の隣に座っている女猟兵は少年兵の先程の戦いについての評価をした。
「はあっ、はあっ…………やっぱり……そうですよね……」
女猟兵の評価に頷いた少年兵は立ち上がった女猟兵が差し出した手を握って立ち上がった。
「はあはあ……ありがとう……アイーダさん。」
「フフ、アンタはもっと伸びる。今は体力と手数を増やしときな。そうすりゃアタシの昔の妹分にだって届くだろうさ。」
「あ……”妖精”って人ですよね。……ちょっと気になる、かな。」
女猟兵の話を聞いてある人物に心当たりがある少年兵?は僅かに興味ありげな様子で呟いた。すると女猟兵は少年兵?の頭を撫でた。
「わわっ……くすぐったいよ、アイーダさん。」
「いや〜、相変わらずいい感触だねぇ。そうだね……また今度、戦場以外で会えたら話してあげるよ。アタシが前にいた団――――”西風”の事を。」
「うんっ、約束ですよ……!」
そして女猟兵の話に少年兵?は嬉しそうな表情で頷いた。
9月6日、9:30――――
〜アークライド解決事務所〜
一つ目の”ゲネシス”を入手してから約二週間後、ヴァンは自身の端末で”とあるサイト”にある情報を確認していた。
メッセルダム映画祭、テロ予告のため中止に。
イシュガル山脈南麓での小規模紛争、決着か。
某資本の商事会社、ラングポート新街区に進出。
「やだやだ、キナ臭いねぇ。ちょっと覗いただけでこれかよ。しっかしよくまとまったサイトだな。管理人のセンスなんだろうが……」
情報を確認し終えたヴァンは溜息を吐いた後自分が現在見ているサイトに感心し、そしてある事を思いつくとそのサイトに文字を打ち込んで検索した
GENRSIS/Antique Orbment/Claude Epstein………Holow System/Mysterious Phenomenon……Almata/Grendel
関連ワードの検索ヒット率、1,1%。別のワードでの関連検索をお勧めします。
「ま、そうなるわな。(アルマータの連中も音沙汰無し。旧首都から一旦手を引いたようだが……”ゲネシス”に”グレンデル”――――――どうやっても引っかかる気配がねぇ。完璧に隠蔽されてるのか……それともネットから消されたのか。)」
検索結果に溜息を吐いたヴァンは考え込んだ後ザイファを取り出して画面の部分を開いた。
「はいはい、なんなの?用件を言いなさいよね。」
「こっちも相変わらず、か。いっそマルドゥックに聞くか?
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