暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百三十三話 アリゾナ州掌握その九

[8]前話 [2]次話
「そやからな」
「このままでええですね」
「ああ、むしろ民生を邪魔したらな」
「その方があきませんね」
「勿論民が避難したら」
「行かせてですね」
「そして避難場所には一切な」
 それこそというのだ。
「攻撃を加えん」
「そうしますね」
「ミニーちゃんは変装が得意でゲリラ戦も出来るが」
 それでもというのだ。
「あの娘は民は巻き込まん」
「そこは絶対ですね」
「そうした娘やさかいな」
「安心してですね」
「行き来させて逃がしたらええ」
 民達はというのだ。
「相手が攻撃とかせんとな」
「ゲリラ戦をせえへんなら」
「まあボディーチェックと術の封印はな」
 若し術が使えるならというのだ、その者が。
「しておくことやけどな」
「用心として」
「それでもな」
「民は自由にさせますね」
「そや、そしてや」
 そのうえでというのだ。
「街を包囲していくんや」
「わかりました」
「そういうことでな」
「やっていきますね」
「これからもな、ええな」
「わかりました」
 オニールはトウェインのその言葉に頷いて応えた。
「そのことも」
「そういうことでな、ほなな」
「ユタ州の東部の掌握をですね」
「するんや、今度は」
「わかりました」
 オニールが頷くと彼との連絡を終えた、そしてエリカには自分から連絡しそのまま籠城する様に言った。そして。 
 フェニックスの城壁、堅固なそれを見てだ。彼は将兵達に言った。
「さて、州の他の部分を掌握したら」
「それならですね」
「街を攻略しますね」
「そうしますね」
「その時にな」
 まさにというのだ。
「かかるで」
「わかりました、ではです」
「今はですね」
「攻略の準備ですね」
「それを進めますね」
「攻めへんでも準備はする」 
 それは進めるというのだ。
「そしてな」
「時が来ればですね」
「その時にですね」
「攻めますね」
「総攻撃や、航空機も用いてな」
 そのうえでというのだ。
「攻めるで」
「わかりました、ではです」
「そうしましょう」
「その時は」
「そしてな」
 トウェインはさらに話した。
「わいも出るわ」
「そうされますか」
「トウェイン様も」
「戦場に出られて」
「そして戦われますか」
「そうするわ」
 将兵達に強い声で告げた。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ