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夢幻水滸伝
第三百三十三話 アリゾナ州掌握その七

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「そしてな」
「問題が起こらへん様にしますね」
「お店の方にも衛生とかのことは撤退してもらってな」
「変な病気も防ぎますね」
「そうするんや、軍の蛮行や病気の蔓延を防ぐ為にもな」
「ああしたお店は認めますね」
「好き嫌い別にしてな」
 エリカがどう思ってもというのだ。
「これは男だけやなくてな」
「女もですね」
「そしてこの世界のアメリカは同性愛も普通やしな」
 キリスト教も黙認状態だ、世界的にこちらのことは別に構わないという考えになっているからである。
「そうしたお店もな」
「ありますし」
「あってええやろ」
「それも現実ですね」
「そや、まさにな」
「ええか悪いかは別にして」
「そうや、そうしたこともやっていってな」
 そのうえでというのだ。
「戦っていこな」
「わかりました」
 エリカは自分の食パンにラム酒とレーズンが入ったマーガリンを塗りながら応えた、そしてそのパンを食べてまた言った。
「自分の好き嫌いよりも」
「政として効果があるかどうか」
「それが問題ですね」
「そや」 
 まさにというのだ。
「大事なんはな」
「そちらのことですね」
「それでな」  
「戦っていき」
「戦を進めていこうな」 
 自分達の戦略の様にというのだ、こう話して実際にだった。
 トウェインは戦をその様に進めさせた、アリゾナ州全体の掌握を二十万の軍に行わせネバダ州でも勢力を拡大させ。
 ユタ州ではソツロレークシチーを包囲し敵の援軍を迎撃させた、その中で彼はフェニックスでオニールから貝殻での報告を受けた。
「そうか、プロボでか」
「敵の迎撃に成功しました」
「敵軍を退けたか」
「そうしてくれました」
「ほなな」
 その言葉を受けてだ、トウェインは笑顔で言った。
「次はな」
「プライス、グリーンリバーまでな」
「軍を進めますね」
「そうしていってな」
「ユタ州東部の掌握ですね」
「それを進めるんや」
 次はというのだ。
「アリゾナの兵も一部を北上させてな」
「ユタ州に向かわせますか」
「そうもするしな」
「ここで、ですね」
「ユタもや」 
 この州もというのだ。
「その勢力をや」
「拡大させますか」
「エリカちゃんの方は膠着状態やな」
「はい、ユーリカに籠城されて」
 この街にとだ、オニールは正直に話した。
「そうしてです」
「守りに徹していてやな」
「膠着状態です」
 トウェインの言う通りにというのだ。
「そうなってます」
「それやとな」
 トウェインはその話を聞いてオニールに言った。
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