第十二幕その九
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「ここは」
「そうだね」
「そうしたらいいね」
「それじゃあね」
「今から何をするか考えましょう」
「一緒にね」
五人は臆病ライオンにそれならと応えてでした。
皆でお話をしました、そしてです。
何をしようかお話しているうちにです、臆病ライオンは五人に提案しました。
「一緒にしない?」
「あっ、いいかも」
「臆病ライオンさんと一緒でも」
「一緒に何かするにも」
「それいいかも」
「私達五人と臆病ライオンさんで何かするのも」
五人もそれならと頷きました。
「いいわね」
「それじゃあね」
「一緒にやろう」
「何をしようか」
「それを考えていこう」
「今からね」
是非にとお話してでした。
皆であれこれお話します、そしてです。
臆病ライオンはその中で五人にこう提案しました。
「お芝居をしようか」
「お芝居?」
「お芝居をするんだ」
「僕達五人と臆病ライオンさんで」
「そうするのね」
「隠し芸大会で」
「オズの国の童話で落ち込んでいるライオンを妖精さん達が励ますお話があってね」
こうしたお話があってというのです。
「それをしたらどうかな」
「へえ、そんなお話があるんだ」
「オズの国にも色々なお話があるけれど」
「丁度臆病ライオンさんがライオンさんだし」
「それじゃあ私達が妖精さん達になって」
「そのお芝居したらいいわね」
「そうだね、それじゃあね」
それならとです、臆病ライオンは皆のお話を聞いて頷きました。
「皆でやろうね、そのお芝居」
「うん、そうしよう」
「じゃあ今からそうの童話を読んでね」
「僕達もどんなお話か知って」
「それで役も決めて」
「お芝居をしましょう」
五人もそれならと頷きました、そうしてです。
臆病ライオンは皆と一緒にその童話の本を読んでそれぞれの役側も決めて本番前に練習をしました。
そしてです、隠し芸大会が開かれて。
オズマが素敵な虹を使った魔法を披露して魔法使いがこれまでしたことのない雲に乗ったり分身したりというマジックを披露してです。
かかしと樵が漫才をしてボタンがピエロになって腹ペコタイガーが玉乗りや綱渡りを見せてでした。
ドロシーとトトがパントマイムをして宮殿に今いる人達もそれぞれ披露してでした、そのうえででした。
「いよいよ貴方達ね」
「うん、今からやらせてもらうよ」
臆病ライオンは五人の前に出てドロシーに答えました。
「そうさせてもらうよ」
「期待しているわね」
「その期待に添える様にするよ」
「それじゃあね」
臆病ライオンはドロシーに応えてでした。
そうして舞台に向かいますがここで神宝達五人はひそひそとお話しました。
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