第四話 また巡り合いその六
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「あのジャカンジャもいたしな」
「それに臨獣殿もか」
そうした手の組織は実に多かった。そしてそんな話をしながら遊園地の中で遊んでいた。彼等にしてみれば心地よい休日であった。
しかしである。ここで。丁度ジェットコースターから降りた彼等の前にだ。あの二人が出て来たのである。
「げっ、何で御前等がここに!?」
「まさか我々の作戦に気付いたっていうの!?」
「えっ、ヤバイバにツエツエ」
「あの時死んだんじゃないの!?」
ばったりとヤバイバ、ツエツエと出くわしてしまったのだ。お互いに大いに驚く。
「七本槍との戦いで何処かに吹き飛ばされて」
「死んだんじゃ!?」
「俺達があれ位で死ぬかよ!」
「生憎生命力は高いのよ」
それだけだと言えるかも知れない。
「だからだ。今はこうしてだ」
「遊園地のアトラクションのアルバイトをしながらこの遊園地を乗っ取る計画を立てていたのよ」
「相変わらず成功する訳のない計画立ててるんだな」
岳は二人のその言葉を聞いてまずは呆れた。
「というか御前等を雇う人がいるんだな」
「それでも雇ってもらったからいいんだよ!」
「お給料も割かしいいし好都合なのよ」
「何か相変わらずね、この二人」
冴も呆れた顔をしている。
「全然進歩がないし」
「進歩がなくても何でもだよ!」
「今回は負けはしないわよ」
「そうした言葉も何度も聞いてるけれどな」
海は結構冷めている。彼もだと言っていいが。
「じゃあここで会ったらだ」
「そうだ、百年目だ!」
「オルグは執念深いのよ!」
「遊園地にしろ何にしろ本拠地にされたら厄介だからな」
草太郎はとりあえず彼等の計画が成功するかどうかは置いていた。
「それならな」
「やってやる!」
走も言う。
「ここで御前等に好き勝手やらせるわけにはいかないからな!」
「それはこっちの台詞だ!」
「そうよ、いい加減こっちも負けるのには飽きたんだから!」
こうは言っても緊張感に欠けるヤバイバとツエツエであった。
「さっさと倒してな!」
「気楽に根拠地を築かせてもらうわよ!」
「絶対に無理だと思うがな」
月麿もそう見ているのだった。
「それではだ」
「ああ、変身だ」
六人はそれぞれフォンを出してきた。そうして。
ヤバイバとツエツエも下級オルゲット達を出してきてであった。いよいよ戦いがはじまろうとしていた。
「ガオアクセス!
そのGフォンを左肩の前にかざしであった。
ボタンを押して左手を前に突き出しそのうえでフォンを右耳の横に持って来る。
すると五人はそのままスーツ及びヘルメットを身に着けて。ガオレンジャーになった。
月麿はGブレスフォンを出していた。狼の顔を模した形のそれはリストバンドにあるがそこからブレス部分
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