暁 〜小説投稿サイト〜
新オズの臆病ライオン
第十二幕その六

[8]前話 [2]次話
 皆で空中庭園での会議が無事に終わり調印式も済ませたことをお祝いするパーティーに参加しました、その場所にはです。
 様々な飲みものとお料理が立って食べるビュッフェの形式で置かれていました、それで皆でそれぞれでした。
 立ったまま飲んで食べます、そこで臆病ライオンはステーキを食べつつ自分と同じものを食べている腹ペコタイガーに言いました。
「いや、楽しかったね」
「今回もね」
「何かとね。それでやり遂げたともね」
 その様にもというのです。
「思えるね」
「実際に僕達今回はね」
「会議をね」
「無事に終わらせられたよ」
「そうだね」
「だからそう思うのもね」
 腹ペコタイガーは臆病ライオンに分厚いステーキを食べつつ言いました。
「自然だよ、そしてね」
「そして?」
「今こうしてね」
 まさにというのです。
「美味しくね」
「飲んで食べることもなんだ」
「お祝いでいいと思うよ」
「そうなんだね」
「だから僕もね」
「今ステーキをどんどん食べてるね」
「五百グラムのサーロインやティーボーンをだよ」 
 そうしたステーキをというのです。
「君の言う通りどんどんね」
「食べてるね」
「そうしてね」
 そのうえでというのです。
「ミルクだってね」
「飲むね」
「そうするよ、それ以外のものもね」
 ステーキやミルク以外に出されているものもというのです。
「当然ね」
「頂くね」
「そうさせてもらうよ」
 こう言うのでした。
「喜んでね」
「それじゃあ僕もね」
 臆病ライオンも言いました。
「これからね」
「そうさせてもらうね」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「お腹一杯楽しもうね」
「皆と一緒にね」
 こうしたお話をしました、そしてです。
 皆で楽しく飲んで食べて最後のパーティーを満喫しました、その後で皆は笑顔でそれぞれの国に帰ることになりましたが。
 ドロシー達は各国の代表達と笑顔でお別れをしました、そしてです。
 その後で神殿の後片付けをしました、会議の為に色々飾られていた神殿の中は忽ちのうちに元の神殿に戻りました。
 そうなったのを見てです、ボタンは思いました。
「もうあっという間にだね」
「元の神殿に戻ったわね」
「そうだね」
 こうドロシーに言いました。
「本当に」
「ええ、場所は飾ればその飾りの色になって」
 そうしてとです、ドロシーはボタンにお話しました。
「そして戻すとね」
「その場所に戻るんだ」
「そうなのよ」
「元の神殿に戻るんだ」
「この通りね」
「そうなんだね」
「だからね」
 それでというのです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ