第十二幕その二
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「ドロシーさんや魔法使いさんが言うにはね」
「その通りよ」
ドロシーが答えました。
「そうしてもらうわ」
「そうだよね」
「それではね」
「今からだね」
「お風呂に入ってね」
「わかったよ」
「わかりました」
五人も答えてでした。
そのうえで魔法使いと一緒にお風呂に入りに行きました、その一同を見送ってからかかしはドロシーに言いました。
「私もね」
「今からよね」
「お洗濯をしてもらって」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「身体の中の藁も取り換えるわね」
「そうさせてもらうよ」
「僕はね」
樵も言ってきました。
「油を塗って」
「全身にね」
「ピカピカに磨いてね」
そうしてというのです。
「関節の部分に油をさして」
「快適に動ける様にするわね」
「斧まで磨くよ」
こうドロシーに言ってでした。
かかしも樵も奇麗になりに行きました、皆それぞれみだしなみを整えました。それが終わってからでした。
皆でホテルから会議が行われるギルガメスさんの神殿に向かいました、するとそこにはギルガメスさんが待っていてです。
皆を見てです、笑顔で言いました。
「皆奇麗にしてきたね」
「会議だからね」
ドロシーが笑顔で答えました。
「そうしてきたわ」
「そうだね、いい感じだよ」
「これまで色々と準備はしてきたし」
「そうだね」
「私達も公の場に出るから」
その為にというのです。
「礼装になったのよ」
「そうだね、ではいい会議にならんことを」
「それではね」
「私も奇麗にしてきたわ」
ポリクロームも言ってきました、この娘もお風呂に入っていつもより奇麗な虹の妖精の服に着替えています。
「そうしてきたわ」
「そうよね、貴女も」
ドロシーが応えました。
「そうしてきたわね」
「会議に参加するからね」
「僕達もですね」
青いタキシード姿の神宝が言ってきました。
「参加させてもらえるんですね」
「いや、緊張します」
カルロスは黄色のタキシードを着ています。
「本当に」
「まさか僕達もなんて」
ジョージは赤のタキシード姿です。
「信じられないです」
「礼装までさせてもらってですから」
恵梨香が着ているのはピンク色のドレスです。
「夢みたいです」
「私達は会議の場で何をすればいいでしょうか」
ナターシャは黒のドレス姿で尋ねました。
「一体」
「貴方達は見ていてね」
ドロシーはその問いににこりと笑って答えました。
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