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星河の覇皇
第八十五部第五章 北京宣言その二十九

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「だからですね」
「中央政府に出てな」
「中央政府の首相となり」
「我等の敵となってだ」
 そうしてというのだ。
「あの国を発展させてだ」
「そしてですね」
「非常にだ」
 さらにというのだ。
「外交でもな」
「動いてきますね」
「伊東首相は日本では内政で評価を得ているが」
「外交もですね」
「むしろ外交こそがだ」
 こちらの方がというのだ。
「非常にだ」
「優れた方ですね」
「そうだ、だからな」
「エウロパ首相になっていれば」
「外交で連合に仕掛けてきていた」
「謀略もですね」
「得意なそれでもな」
 伊東が狐と言われる由縁だ、謀略の巧みさによっての仇名なのだ。
「我々を攻めてきていた」
「そうでしたね」
「そう考えるとな」
「伊東首相が連合にいる」
「このことは有り難い」
 非常にというのだ。
「実にな」
「左様ですね」
「そして他の国にもな」
「そうした人が多いですね」
「実にな、連合は四兆の人材がいて」
 そしてというのだ。
「政治家にも人材がいる」
「それも各国に」
「そうした国だからな」
「エウロパにいなくてよかった」
「そう思う人物が多い」
「伊東首相以外にも」
「実にな、それで思うが」
 キロモトは考える顔でアッチャラーンにさらに話した。
「中央政府も今以上にな」
「人材を揃えるべきですね」
「育てると共にな」
「スカウトもですね」
「すべきだ、人材は育てスカウトもする」
 その両方をというのだ。
「そうして揃えるものだ」
「左様ですね」
「どちらかだけでは駄目だ」
 育てるだけでもスカウトだけでもというのだ。
「どうしてもな、育成に重点を置いてもな」
「スカウトもですね」
「すべきだ、外部からの人材を入れてな」
「その人材から外の空気を入れる」
「そのこともだ」
 まさにとうのだ。
「必要だ」
「内部だけですと」
「空気が濁るというかな」
「組織は閉鎖的になり」
「硬直する」
「そうなるからこそ」
「スカウトもな」
 これもというのだ。
「必要だ」
「それで中央政府もですね」
「その両方をこれまで通り行うが」
「これまで以上にですか」
「行ってだ」
 そうしてというのだ。
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