暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
アーシアがプロポーズ!?謎に満ちた悪魔ディオドラ登場!
128話 二学期開始です!新しい転入生と波乱の始まり!?
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れたんだ……会長、歯をくいしばって耐えてたんだ」


 さっきまでの生き生きとした顔が嘘のように沈んでしまった。やはり何か言われたのか。


「上層部の奴らは会長をあざ笑いながら『下級に知識など必要ない』だの『小娘は夢を見がちだ』だの言いやがったんだ。俺、つい我慢が出来なくて言い返しちまったんだけど一瞥されたよ。『下級悪魔がでしゃばるな』って……会長も教育がなっていないって言われて……俺、情けなさすぎだよな……」
「匙……」


 匙は悔しそうに呟き涙を流した。


「匙、お前はソーナ会長の事が好きなんだな」
「うえッ!?あ、兄貴急に何を言い出すんだ!?」
「隠すなって。そんな目を輝かせて会長の話をしてる奴が好意を隠せてると思ってるのか?」
「うぅ……」


 俺の指摘に匙は顔を真っ赤にして縮こまってしまった。


「匙、お前は間違いなく強くなるよ。好きな女の子の為に強くなりたいと思ったり自分の弱さに悔し涙を流せる奴は絶対に強くなる、俺が保証する」
「兄貴……」


 俺は匙の肩を軽く叩きながらそう言った。恋愛に関しては俺は完全に受け身だったからな、小猫ちゃんがすっげぇ押し込んでくる子だったから自覚したが、そうじゃなければ恋愛に目覚めることは無かったと思うんだ。


 好きな女の為に努力する匙を俺は尊敬するよ。


「へへっ……なんか気分が軽くなったぜ。兄貴、話を聞いてくれてありがとうな」
「ああ、これからもいつでも相談に乗るぞ」
「応っ!」


 匙はそう言うと明るい笑みを浮かべて生徒会の仕事に戻っていった。


「しかしソーナ会長も苦労しているんだな、リアスさんも気にしていたし俺も今度時間が空いたら顔くらいは見に行ってみるか……」


 俺はそう思いながら戻ってきたアーシアと合流して練習を再開するのだった。


 その後倉庫に道具をしまいにいったらゼノヴィアとイリナに連れ込まれて襲われてしまいアーシアも便乗して大変な事になってしまったがその話はしたくないので割愛する。何でいつの間にか人払いの魔法を覚えているんだ、アーシアは……

 
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