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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
アーシアがプロポーズ!?謎に満ちた悪魔ディオドラ登場!
128話 二学期開始です!新しい転入生と波乱の始まり!?
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だが仲良くしてほしい。趣味は鍛錬と食事、体を動かす事が得意だ」
「次は私だね。名前は紫藤イリナ、日本の生まれだけど少し前まで外国にいたの。ゼノヴィアとは友達で彼女と同じく日本の学園に通うのは初めてだから仲良くしてほしいな」
驚く俺を尻目に二人は簡単な自己紹介をする。しかしゼノヴィアのクァルタっていう名字は何だ?確か名字は無かったんじゃなかったっけ?
「お、おいイッセー!あのイリナって子ってもしかして前に会ったお前の知り合いだよな?転入するなら教えて欲しかったぞ」
「すまん、俺も全然知らないんだ……マジで」
「そうなのか?」
以前イリナに会ったことのある元浜が声をかけてきたが俺も知らないんだよな……
「やったー!美少女が二人も来たぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「このクラスで本当に良かったぁぁぁぁぁっ!!」
美少女が二人も転入してきた事に男子が騒ぎだした。でも俺は何か嫌な予感を直感で感じ取った。
「じゃあ取り合えず二人の席はそっちな」
「はーい」
「うむ」
坂田先生は俺の近くの席に指を刺した、なんか机増えてるなって思ったがこういう事か。
俺と目が合ったゼノヴィアとイリナがウインクしてくる、何も知らない近くの男子生徒が「俺にウインク!?」とときめいていた。
二人はニヤッと笑みを浮かべると俺の横に立った。
「お、おいどうしたんだ?そもそもお前ら転入するなんて話いつから……」
「イッセー君、立って」
「えっ?」
そう言われた俺は反射的に立ってしまった。するとゼノヴィアとイリナが両方から抱き着いてきた。
「私とゼノヴィアはイッセー君と婚約を前提にお付き合いしていまーす!」
「うん、そういう事だからよろしく頼むぞ」
「はっ?」
俺は突然の事に何もできなかった。少しの沈黙の後……
『はあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』
俺のクラスから窓が割れるかと思う程の大音量が鳴ったのだった……
―――――――――
――――――
―――
「お前らは何をやってるんだ!」
「うぅ……痛いよイッセー君」
「DVか?もう夫婦の仲が冷えたのか?」
「まだ結婚してないだろうが!」
放課後になって屋上に来た俺は騒動を起こした二人に拳骨をした。
「まったく……あの後大変だったんだぞ?嫉妬に駆られた男子生徒達に追い回されるわ、女子生徒からは『死ねよコイツ……』みたいな目で見られるわとな」
「あはは、あれは凄かったですね……」
俺のため息にアーシアが苦笑しながらそう話す。お陰様で男子から殺意の眼差しを、女子からは軽蔑の目を貰う羽目になった。
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