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英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜
第一章 いとけなき焔〜旅立ち〜 外伝〜それぞれの始動〜
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の事について聞きます。何故、学生としてこの学び舎に現れたのですか。」

「それについては”主の故郷”――――――メンフィル帝国の思惑も関係しているから、詳しい事は話せないが………異世界であるこの世界を学ぶ為にもあたしにとってもちょうどいい機会だから、こうして学生をさせてもらっているのさ。他の天使達と比べると背が低く、容姿も幼いあたしなら学生をしていても、違和感はないだろう?」

「あはは………えっと、ちなみにレジーニアさんの”主”って何者なんですか?メンフィル帝国――――――国の思惑が関係している事を考えると、もしかして政府の関係者ですか……?」

メイヴィスレインの質問に答えたレジーニアの答えにアニエスは冷や汗をかいて苦笑した後レジーニアに自身が気になっていた事を訊ねた。

「いや、主は貴族だよ。………まあ、政治にも携わっているから”政府の関係者”というのも強ち間違ってもいないけどね。」

そしてアニエスの質問にレジーニアが答えると予冷のチャイムが鳴った。

「そろそろ休憩時間は終わりのようだから、あたしはこれで失礼させてもらうよ。――――――ああ、一つ言い忘れていた。アンリエットは主の”守護霊”として契約しているから、間違っても彼女を”浄化”しようとしないでくれよ、メイヴィスレイン。」

「彼女は”守護霊”ですか……貴女やルシエル達の件といい、貴女の主は人間の中でも相当特異な人物のようですね……」

「え………アンリエットさんもレジーニアさんと同じ”主”と”契約”しているって事はまさか……アンリエットさんも異種族の方なのですか……!?」

レジーニアの指摘を聞いたメイヴィスレインが考え込んでいる中、レジーニアのメイヴィスレインへの指摘を聞いてある事に気づいたアニエスは驚きの表情でレジーニアに訊ね

「フフ、それについてはメイヴィスレインなら詳しく知っているから彼女に聞くといい。――――――それではあたしは失礼する。」

訊ねられたレジーニアはメイヴィスレインに視線を向けて答えた後生徒会室を出た。

「えっと、メイヴィスレイン?」

「……説明をすると長くなりますので、アンリエットの件については折を見て説明します。――――――それよりも早く教室に戻らなければ授業に遅れますよ。」

レジーニアが出て行った後アニエスはメイヴィスレインに視線を向けて訊ねたがメイヴィスレインは答えを誤魔化した後アニエスに教室に戻るように促し、アニエスの身体の中に戻り

「あはは……レジーニアさんとの話で余計に気になる事が増えたのだけど……………………」

メイヴィスレインが戻った後アニエスは苦笑しながら呟いたがすぐに気を取り直してメイヴィスレインの忠告通り教室へと戻って行った。





同時刻―――
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