第一章 いとけなき焔〜旅立ち〜 外伝〜それぞれの始動〜
[3/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の強さによって魔に堕ちて魔族側についたか、もしくは”はぐれ”と化したかと思っていましたが……よもや、こんな所で再会することになるとは思いませんでした。」
「いや〜、まさかそんな風に思われていたなんてね。――――ああ、それとあたしは主と”守護天使契約”を交わした事であたしの位階は”能天使”に上がっているから、以後間違えないでくれよ?」
メイヴィスレインに話しかけられたレジーニアは呑気な様子で答えた後ある指摘をした。
「……なんですって?まさか、貴女のような欲深い天使と”守護天使契約”をする酔狂な者がいるとは………」
「えっと、メイヴィスレイン。”守護天使契約”って何なの?私との”契約”とは違うような言い方だけど……」
レジーニアの話を聞いて眉を顰めた後信じられない表情で呟いたメイヴィスレインの話が気になったアニエスは不思議そうな表情でメイヴィスレインに訊ねた。
「……”守護天使契約”とは仕える主を守り、間違った道を進もうとした時に正す――――――つまり、文字通り天使が己の全てを主の為に一緒をかけて添い遂げる事を誓う事で”守護天使”として契約する事です。」
「ちなみに主が異性の場合は、その天使にとっては君達人間でいう”伴侶”に相当するよ。」
「は、”伴侶”!?あ……もしかして、レジーニアさんが先程”将来の伴侶”がいると言っていたのも……」
アニエスの疑問にメイヴィスレインが答えた後に捕捉の説明をしたレジーニアの説明を聞いたアニエスは驚いた後すぐにある事を思い出してレジーニアを見つめ
「その通り。あたしの主は異性――――――つまり、男性なのさ。それで?あたしに何の用なんだい?」
「……貴女が突如行方不明になった件は、やはり貴女も私の時のように原因不明の何らかの要因によってこの世界に転位したのですか?」
「ああ、そうだよ。その口ぶりだと君もあたしやルシエルみたいに、”謎の現象によって”このゼムリア大陸に転位したようだね。」
「……ルシエルですって?まさか彼女もこの世界に転位したのですか?確か彼女は私が敗北した魔族の魔力を宿した人間――――――”クラウス”とやらが率いる魔族軍とそれとはまた別の魔族軍との三つ巴の戦闘によって生死不明になった事で、戦死したものだと思っていましたが……」
レジーニアの口から出た意外な人物の名前を耳にしたメイヴィスレインは若干驚いた様子でレジーニアに訊ねた。
「ああ。それと生き残った彼女の部下の天使達もだね。――――――ちなみにルシエル自身はあたしの主と”守護天使”として契約していて、部下の天使達はルシエルのように契約はしていないがあたしの主に仕えているよ。」
「……………………新たに色々と聞きたい事が出てきましたが……今は貴女
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ