第一章 いとけなき焔〜旅立ち〜 外伝〜それぞれの始動〜
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も、マジで可愛すぎだろ〜!?」
「しつも〜ん!二人は知り合いなの!?」
「フム、あたしとアンリエットの関係を示すとすれば”知り合い”では薄いかな。」
「え、えっと、レジーニアさん。その言い方ですと、皆様に誤解を与えてしまうと思うのですが……」
二人の自己紹介に対して生徒達は拍手をしながら歓迎し、生徒の質問に答えたレジーニアにアンリエットは冷や汗をかきながら指摘し
(メイヴィスレイン、レジーニアさんは貴女と同じ天使のようだけど、もしかして知り合いなの?)
(…………確かに私が知っている天使に”レジーニア”という名の者はいます。あの者が私が知るレジーニアかどうかを確かめる為に、後であの者と私達のみで話せる状況を作って下さい。)
(わかったわ、何とかレジーニアさんと二人っきりで話せるようにしてみるね。)
生徒達が興味ありげな様子でアンリエット達に話しかけている中、アニエスはメイヴィスレインと念話をしていた。
12:30、昼休み――――
〜生徒会室〜
昼休みになり、それぞれが昼食を終わらせた頃アニエスは関係者以外滅多に人が来ない生徒会室にレジーニアを連れてレジーニアと二人っきりになった。
「それで、わざわざ二人っきりになってまであたしと話したい事とはなんだい?――――ああ、もしかして愛の告白とやらかい?同姓同士の”愛”にも興味はあるが、生憎あたしには既に将来の伴侶がいるので申し訳ないが断らせてもらうよ。」
「あ、あはは………レジーニアさんに”将来の伴侶”がいる事については興味深い話ですけど……えっと、実はレジーニアさんに用があるのは私じゃなくて、私が契約している天使なんです。――――――メイヴィスレイン。」
レジーニアの話と指摘に苦笑したアニエスは気を取り直して要件を告げた後メイヴィスレインをその場に召喚した。
「ほう?異種族と契約している人間は主を含めて非常に限られた人物しかいないのに、まさかアニエスがその非常に限られた人物の一人で、それも契約相手があたしにとってのかつての上司でもあった君だったとはね――――――”力天使”メイヴィスレイン。」
「ええっ!?あ……そういえば、メイヴィスレインは元々いた所では”司令官”のような役割を務めていたという話だったわね……」
メイヴィスレインの登場に目を丸くしたレジーニアは興味ありげな表情でアニエスに視線を向けた後メイヴィスレインに視線を向け、レジーニアがメイヴィスレインの部下だったという事実に驚きの声を上げたアニエスだったがすぐにメイヴィスレインがゼムリア大陸に現れる前に就いていた役割を思い出した。
「……久しいですね、権天使レジーニア。貴女が行方不明になったという報告を受けた時は自らの欲
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