第二章
[8]前話
「学校に行く時かお仕事の後のね」
「デートか」
「投稿のそれか仕事帰りのでしょ」
「そういえばそうだな」
ご主人も言われてそれはと頷きました。
「確かに」
「そうね、そう考えたらね」
おばさんはご主人にさらに言いました。
「若い頃みたいで」
「気分がいいか」
「気持ちも若くなって」
そうなってというのです。
「溌剌としてきたわ。だからね」
「これからもか」
「毎日朝か夕方に毎日ね」
「一緒に歩くか」
「例え雨や雪が降っても」
それでもというのです。
「傘をさしたらね」
「それでいいな」
「だからね」
それでというのです。
「あなたが言い出したことだけれど」
「お前もいいか」
「そう思えて来たから」
「これからも一緒にか」
「お散歩しましょう、ただ運動するだけでなくて」
「デートにもなるからか」
「若い頃の時みたいな」
奥さんはそのきらきらとした目をさらにきらきらとさせて言いました。
「やっていきましょう」
「そうだな、わしも運動としてだけでなくな」
ご主人も奥さんのお話を受けて言いました。
「デートにもなるならな」
「いいでしょ」
「若い頃を思い出す、ではな」
「これからもね」
「毎日歩こうな」
「そうしていきましょう」
夫婦で笑顔でお話してでした。
ティギーおばさんはご主人と毎日お散歩を一緒に楽しむ様になりました。すると夫婦仲はさらによくなって生活にも張りが出てです。
おばさんもご主人も前よりも遥かに元気になりました、そうしてお互いにお仕事も家事もそれに子育てのことも調子がよくなったのでした。
ティギーおばさんのお話V 完
2023・8・30
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