序
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の、読み手など全く意識せずに、只管自己満足のために書き継がれた断片集がこの作品である。つまり、私以外の読み手にとっては退屈極まりない代物なのである。それでも読みたいといふ人のみ読んで貰ひたい。多分、そんな人はゐないと思ふが。
私が、闇尾超を思ふ時、それは今も闇尾超の霊が此の世を彷徨ってゐて、宇宙背景輻射の如く宇宙創成時のBig bangの名残として存在するやうに闇尾超の霊は確かに闇尾超の生の残滓として存在し、闇尾超は霊となってでも宇宙転覆の欣求を成就するために只管に此の世を跋扈しながら、また、深い深い思索の中に沈んだまま、黙狂者として彷徨ってゐるやうに思へてならないのだ。闇尾超は彼自身受け容れ難い己が存在に対して、若しくはそれ自体認め難い此の宇宙に対して一矢報ひたのであらうか。それはこれから語られる断片集で私なりの思索の結論らしきものを綴りたいと思ふ。
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2025 肥前のポチ