第百十四話 ネットでの愚行その五
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「下品過ぎるしあまりにも汚くて」
「気持ち悪いな」
「お話聞いただけでね」
まさにそれだけでというのだ。
「嫌になるわ」
「そんな人もいるからな」
「あれね、タバコの火をコーヒーとかラーメンのスープで消す」
「それもないよな」
「もうそうしたね」
「下劣の極みだな」
「そんなことね」
こう言って全否定するのだった。
「もうね」
「だから俺もな」
「そんなことしないわね」
「何があってもするか」
富美子に顔を顰めさせて言い切った。
「俺だってな」
「やっぱりそうよね」
「人間としてな」
「やったらいけないことね」
「その人働いてもな」
そうしてもというのだ。
「長く続かないらしい、国立大学を出たそうだが」
「いや、大学の問題じゃないでしょ」
富美子は即座にこう返した。
「もうね」
「そうだな」
「人間としてよ」
「最低だな」
「暴力とか女癖とか」
「そういうものじゃなくてもな」
「下品って意味でね」
そちらのことでというのだ。
「本当にね」
「最低だな」
「その人もてないでしょ」
「全くな」
「その人の外見がどうか知らないけれど」
外見は確かに異性時として同性に人気が出る要素の一つだがというのだ。
「けれどね」
「それでもな」
「そんなことする人はね」
「何があってもだな」
「もてる筈がないわ」
絶対にというのだ。
「どんなイケメンでもよ」
「そんなことしたらな」
「誰でもドン引きになって」
その光景を見た瞬間にというのだ。
「それでね」
「付き合おうと思わないな」
「百人いたら百人がね」
まさに確実にというのだ。
「そう思うわよ」
「そうだな」
「バカッターも嫌でね」
そしてというのだ。
「飲むと置き土産する人も嫌だけれど」
「その人もだな」
「お仕事長続きしないことも」
「そんな場面見たらな」
「皆その瞬間に見切るわね」
「駄目だってな」
「そうなるわね」
仕事の時でもとだ、富美子は言った。
「いや本当にね」
「有り得ないな」
「親御さんにどういった教育受けたのか」
それこそというのだ。
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