第七十八話 教会長さんその三十八
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「それからです」
「神殿に行ってなのね」
「はい、ひのきしんさせてもらって」
そうしてというのです。
「参拝もです」
「させてもらうのね」
「そうなんです」
明るく言ってきました、いつも通り。
「これから」
「それがわからないけれど」
どうしてまず詰所に来るかです。
「本当にね」
「まずは先輩にお会いして」
「それからなのね」
「何もかもがはじまるんですよ」
「朝もまず詰所に来るわね」
登校の時にです。
「そうするし」
「毎日二回はお会いしたいです」
「朝と夕方ね」
「そうなんですよ」
「私に会って何があるのよ」
それが本当にわかりません。
「日曜も祝日も来るし」
「天下茶屋に行く時以外は来てますね」
「そうよね」
言われてみればです。
「何でかね」
「それで今日もお会いさせてもらいました」
「全く。まあ私はいいけれどね」
「じゃあそういうことで」
新一君は笑顔で応えてでした。
そのうえで神殿に向かいました、そうして回廊ひのきしんをさせてもらったと後でメールで連絡を受けました。
第七十八話 完
2022・8・21
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