第四話 また巡り合いその二
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「巨大戦艦からマシンにもなるしな」
「私達のところも署がそのままロボットになるけれどね」
小梅もだった。
「何かチームによって随分違うのね」
「そうみたいですね。俺達はずっとこの恐竜屋ですし」
凌駕はアバレンジャーの面々の事情を話した。
「本当にチームによって違いますね」
「ほんまやな」
このはもそのことがよくわかった。
「うち等はお屋敷にずっとやし」
「本当に組織によってそれぞれだね」
蒼太もそのことがわかってきた。
「それもわかって面白いね」
「そうだな。それではだ」
大翔が最後に言った。彼等はボウケンジャーの面々がいつも本拠地にしているそのサロンに入った。サロンは白い壁に近代的な設備と機能的なプラスチックのテーブルと椅子といった場所だった。そしてそこはかなり大きな建物の中にあった。
「やっぱり凄い場所よね」
「うむ、確かに」
らんると流ノ介はサロンの中を見回してかなり驚いている。その目で見ると実際にだ。
「この数でも入られるし」
「そうだな。かなりの場所だな」
「席は用意してある」
暁が仲間達に告げた。
「適当な場所に座ってくれ」
「お菓子とお茶もあります」
さくらはテーブルの上のそのお菓子やお茶を指し示して告げた。
「どうぞよかったら」
「あっ、有り難う」
早輝はそのお菓子とお茶を見て早速笑顔になった。
「私甘いもの大好きだから」
「芳香ちゃんもよ」
芳香もここで出て来た。
「それじゃあ皆で食べようね」
「おっ、このキャロットのケーキは」
薪人はそのケーキを見て喜びの声をあげた。
「うちの農園のキャロットを使ってるじゃないか」
「あんた何でそんなことがわかるんだ?」
一甲がそれを聞いて少し驚いていた。
「自分の家の畑から採れたものだと」
「ああ、実感でわかるんだよ」
それでだというのだ。
「俺のアニキ農園で採れた野菜だってな」
「アニキ農園ね」
「凄い名前っすね」
菜月と連はその名前の方に驚いていた。
「菜月ちゃんが食べてるお野菜ってそこから採れたのだったの」
「薪人さんの野菜だったんすか」
「世の中って結構狭いんだな」
走輔はそのことに気付いていた。
「こうして色々なチームもあるしな」
「全くだ。だが」
「ああ、これはこれで楽しいな」
一鍬と軍平が言う。
「大勢でいるのもな」
「いいものだな」
「それでだが」
真墨がここで一同に告げた。
「その聖杯だが」
「ああ、それは私から説明させてもらうよ」
「ズバーーーーン」
初老の男と金色のロボットが出て来た。
「それでいいかな」
「あれっ、あんたは」
「それにそのロボットは」
幸人と麗は彼等を見て声をあげた。ボウケンジャー以外の他の面々も彼等
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