第二章
[8]前話
「ああした国もな」
「行かないことね」
「そうなったら」
夫はさらに話した。
「安全な国で場所だ」
「そこに行くことね」
「ちょっと考えるか」
こう言ってだった。
一家で小学生の息子二人も含めて何処に行きたいか話した、兎に角安全な場所に行こうと話してだった。
「それなら日本語が通じやすくてな」
「日本人が多くてね」
「何かあったら教えてもらったりな」
「それでガイドも詳しいところがいいわね」
夫婦でこう話した。
「そうした場所ね」
「それがいいな、そうなれば」
父は言った。
「日本人がいつもいるのはハワイか」
「あそこね」
「もうハワイのことはな」
それこそというのだ。
「格安ツアーもあってな」
「それでガイドさんも詳しいし」
「本当に日本人に馴染みの場所だし」
「海外旅行の基本ね」
「しかも日系人も多い」
日本にルーツのある人もというのだ。
「だったらな」
「あそこが一番ね」
「そうだろう、だからな」
それでというのだ。
「ここはな」
「ハワイね」
「あそこにするか」
こう妻に言った。
「安全面もいいし」
「危ない場所が何処か知られてるし」
「あそこがいいか、犀星と朔太郎もそれでいいか」
息子達にも尋ねた。
「ハワイに行くことで」
「ハワイ?行こう」
「一度行きたかったんだ」
息子達はすぐに笑顔で応えた。
「よく友達行くし」
「どんな場所かって思ってたんだ」
「ハワイ行こう」
「あそこにしよう」
「決まりだな、ハワイだ」
父親そして夫として決断した、一家のはじめての海外旅行先はハワイとなった。そのことが決まってからだった。
一家はハワイへの格安ツアーに参加した、ハワイは何処でも日本人がいて日系人が多くガイドも最早ハワイは遊び場で色々知っていた。
それで教えてもらった危険な場所には絶対に近寄らず楽しい旅行を行えた、そして帰ってから逍遥は妻の凛に笑顔で言った。
「やっぱり旅行は安全じゃないとな」
「そうした場所に行かないとね」
「楽しめないな」
「ええ、安全第一よね」
「そうだな」
妻に微笑んで話した、そしていい旅行だったと息子達も交えて話した。それからも一家は旅行を楽しんだがいつも安全第一だった。海外旅行では特に気をつけて楽しんだ。
海外旅行は安全第一 完
2024・1・23
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