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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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 試験が終わっての初めての土曜日。充ちると繭子が練習に参加してきた。今度は、とりあえず、紅林先生から校長先生には報告をしてもらっていた。

 今日は、何故かサッカー部の練習は休みだったので、グラウンドをフルに使って、紅林先生も来てくれていて、実際にタックルの練習もして、フォワードの3人が相手方になって、私達のライン攻撃の練習なんかも行って、実践的な練習をやることが出来ていたのだ。

「ねぇ ウチ等が週1ぺん行く クラブチームと試合せーぇへん? リーダーにあんた等のこと話したら やってみたいって言ってたんやー メンバーには比較的 経験浅い子中心で組むからってー 多分 ウチ等ふたりも出ると思う どうやろー?」と、練習が終わった後、充ちるちゃんがみんなに話し掛けてきた。

「やろー やろー ええ話やんかー」と、真っ先に美玖先輩が言い出した。

「うん やってみたいなぁー」と、私も賛成したけど、栞奈と璃々は考えているふうだった。

「なんや 栞奈 乗り気ちゃうんか? 璃々も」

「ウチ なんか 恐いネン いざ 試合ってなるとなー」

「そんなん 出口中の監督もゆうてたヤン 充分 通用するってー」

「そうやー ウチ等 全国めざすんやろー? その第一歩やー 踏み出さなー」と、桜子先輩も賛成していた。

「そうやー 踏み出さなー なっ 璃々は?」

「うーん ウチは ここで めちゃめちゃに打ちのめされるんが怖いけど 紅林先生にも相談せんとな」

「璃々にしては 慎重やねー 大丈夫や みんなで立ち向かっていけば・・ 経験積まなぁー なっ みんなもそうやろー?」

 栞奈と璃々以外はみんな賛成だった。それで、璃々も紅林先生に了解をもらうことになったのだ。

 お昼ご飯を済ませて、泉希と小学校の時の集合場所で待ち合わせて、

「なんやー 泉希 そんなに短いの穿いて来てー いまさら 利勝君 誘惑するつもりかぁ?」

「そんなん いまさらー そんなんちゃうわー 何となくなー でも、下はアンダーパンツのままやでー」と、パステルグリーンのスカートからチラッと見せたのはラグビーパンツの下に穿く黒のサポーターパンツのままだった。

 利勝君のとこに向かって、店先には、お母さんと小さな女の子が居て

「あっ みーねえちゃん」と、泉希のことは知っているのだろう、泉希の手を握ってきていた。

「久美ちゃん げんき? 学校は楽しい?」

「うん 楽しい だけど、近くには お友達居ないんだぁー」

「そっかーぁ だんだんと子供も少なくなってるかもねー」

 久美ちゃんが、先に立って利勝君の部屋に案内してくれて、泉希は部屋に入るなり

「わぁっ くさー 利勝 女の子が来るんやから もっと 空気入れ替えときぃーやー
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