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星河の覇皇
第八十五部第五章 北京宣言その二十一

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「だからね」
「それ故にですね」
「首相はコーヒーをよく飲まれますね」
「そして濃いお茶も」
「そうされますね」
「そう、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「仕事に励むわよ」
「わかりました」
「その為のコーヒーでもありますね」
「そうですね」
「味を楽しまれて」
「目を覚まされますね」
「お仕事が続くと」
 どうしてもというのだ。
「疲れたり眠気を感じるわね」
「そうした時がありますね」
「実際に」
「そうした時こそどうするか」
「それが問題ですね」
「そう、そしてね」
 その疲れや眠気に対する為にというのだ。
「そこでコーヒーを飲むのよ」
「左様ですね」
「だからですね」
「今も飲まれて」
「そしてですね」
「お仕事をしていくわ」
 そうするというのだ。
「飲んでね、そして貴方達食事も摂ってるわね」
「それは忘れていません」
「それを忘れると動けないので」
「私は三食しっかり食べています」
「私もです」
「ならいいわ、食事は三度しっかり摂らないとね」
 コサカはスタッフ達の返事が確かであることに笑顔で頷いて述べた。
「どうにもならないわ」
「左様ですね」
「若ししっかり食べないとです」
「満足に動けません」
「若し一食でも抜きますと」
「それだけで駄目になります」
「連合市民は三食満腹するまで食べるものよ」
 そうしなければならないというのが連合の考えだ、この国は兎に角食べることに情熱を掛けている。それもかなりのものを。
「しかも残さない」
「出されたものは」
「決して」
「そう言われていますね」
「実際に残すものではありません」
「食べものならば」
「そうよ、残さずしっかり食べて」
 三度の食事をだ。
「そしてしっかりと働く」
「よく食べてよく働け」
「それが連合の考えです」
「だから我々もですね」
「まずは食べることですね」
「そうよ、食べてね」
 そうしてというのだ。
「働くわよ、かく言う私もね」
「召し上がられていますね」
「首相も」
「そうされていますね」
「今晩は刀削麺に飲茶を楽しんだわ」
 このメニューをというのだ。
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