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英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜
外伝〜北とメンフィルの契約〜(序章終了)
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けど、”脅迫等をして無理やり協力させているんじゃないでしょうね?”」

レクターとクレアの説明を聞き終えたリィンは複雑そうな表情を浮かべた後サラに視線を向けて呟き、リィンの言葉に頷いて話を続けたサラはある事に気づくと真剣な表情を浮かべてローガン達を睨んだ。



「そんなことはしていません!彼らにもシュバルツァー総督閣下の時のようにローガン殿が北の猟兵達やノーザンブリアの人々を代表して謝罪した事による和解もそうですが、旧大公家の方々も同じノーザンブリア人として独立に協力する気持ちは同じである事もそうですが、バルムント大公の償いやかつてノーザンブリアを治めていた大公家としての義務という意味でも自分達に協力して下っているのです。」

「……ローガン、あんた、本当に何を考えているのよ?リィンへの謝罪の件といい、、旧大公家への謝罪の件といい、あたしが知っているあんたはそんな殊勝な事をするタマじゃないでしょうに。」

真剣な表情で否定して説明したタリオンの答えを聞いたサラは眉を顰めてローガンに訊ねた。

「北の猟兵(おれたち)と袂を分けて変わったお前のように、ノーザンブリアの未来の為にも俺も変わる必要があったという事だ。」

「あんたが変わった一番の切っ掛けはやっぱりラヴィちゃんの説得のお陰でしょ。ラヴィちゃんの説得が無かったら、ノーザンブリアが占領されたあの日ハリアスクから脱出せず、最後まで戦った戦死するつもりだったでしょうし。」

「………………………」

ローガンの説明の後に指摘したイセリアの説明に対してラヴィは何も語らず、目を伏せて黙り込んでいた。

「フム…………話をさえぎって申し訳ないが、君達が旧大公家経由でレミフェリアの大公家からメンフィル(わたしたち)が備えている数十年後での大戦を知る事ができたという話を聞いた時から気になっていたのだが………まさか、レミフェリアは既にノーザンブリアの独立の支持しているのかい?」

「さすがに今の時点では正式な支持はできないが、リベールかクロスベルのどちらかがノーザンブリアの独立を支持するならレミフェリアも支持をしてくれるとの事で、次の西ゼムリア通商会議時に議題としてノーザンブリアの独立問題を挙げてくれる事は確約してもらっている。」

「なるほどな……独立が失敗した時のリスクもそうだが他の三国――――――リベール、エレボニア、クロスベルと比べればメンフィルとレミフェリアの国家間の関係は距離が離れているからレミフェリアがノーザンブリアの独立を支持した所で、メンフィルにはあまり効果がないとアルバート大公は判断して、ヨルムンガンド戦役による敗戦でメンフィルに保護されているエレボニアは論外としてメンフィルと友好関係にあるその二国の支持を必須条件としたのだろうな。」

パントの
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