外伝〜北とメンフィルの契約〜(序章終了)
[4/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
罪する事で、”北の猟兵達が行えるメンフィル帝国と総督閣下に対しての最大限の誠意を示す事”で、総督閣下やメンフィル帝国にノーザンブリアの独立を考慮してもらう為でしょうね。」
「ああ。そういう意味で言えばバレスタイン殿。北の猟兵にとって”貴女が面会の場を用意し、この場に立ち会う事自体が貴女の養父であるバレスタイン大佐の謝罪の代わり”にしているのだと思うよ。」
ローガン達の行動にサラが困惑している中ローガン達の行動の目的を察したレクターは真剣な表情で呟き、クレアは複雑そうな表情で推測し、クレアの推測に頷いたパントはサラに視線を向けてある指摘をした。
「っ……!なるほどね………あたしが面会の場に立ち会う事をあたしが提案しなくても元々あんた達の方から頼むつもりだって言っていたけど、まさかパパの謝罪の代わりとして利用する為だったとはね………」
パントの指摘を聞いたサラは唇を噛み締めて厳しい表情でローガン達を睨んだがすぐに複雑そうな表情を浮かべた。
「ノーザンブリアの独立の為には”灰の剣聖”リィン・シュバルツァー。”現代のゼムリアの大英雄”と名高く、ヨルムンガンド戦役での功績によってメンフィルからも重用されている人物にしてノーザンブリアがメンフィルに占領される原因になったユミルの領主の息子であるお前の協力を俺達は必要としている。」
「………”紫電”が予想していたように故郷を占領し、多くの北の猟兵達の命を奪った”灰の剣聖”を含めてメンフィルの事を恨んでいた事は否定しない。……だけど、ノーザンブリアの独立の為に”灰の剣聖”やメンフィルを調べた事で何故メンフィルがノーザンブリアを占領し、北の猟兵達を殲滅した”理由”を知ってからは色々と思う所はあるけど、北の猟兵の”自業自得”だと受け止めている。そしてその償いとして、今も陰ながら故郷の独立を願って私達を支援してくれる多くのノーザンブリアの人々の為にも私達は故郷を独立させたい。だからどうか、力を貸して……!」
「……………………………」
「リィンさん………」
「リィン………」
ローガンの話の後に答えたラヴィの話と嘆願にリィンが辛そうな表情で黙り込んでいる中その様子をクレアは心配そうな表情で、サラは複雑そうな表情で見守っていた。
「……パントさん。ノーザンブリアの総督府はノーザンブリアの人々が独立を願う程ノーザンブリアの人々を虐げたり等をしているのでしょうか?」
「いや、そんな話は聞かないし、そもそもノーザンブリアの総督は君も知っての通り、エフラム・エイリーク両殿下とヒーニアス・ターナ両殿下が交代で務めていて、殿下達はノーザンブリアの人々にメンフィルへの帰属を納得させる為にノ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ