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英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜
外伝〜北とメンフィルの契約〜(序章終了)
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た。

「女狐――――――ジェイナ・ストームという名の女が老害の酒に毒を仕込んで毒殺したとの事だ。」

「ジェイナ・ストーム……”北の雷帝”の参謀を務めていた北の猟兵のNo.2だな。」

「俺もその名前には覚えがあります。北の猟兵達の”首領”である”北の雷帝”のように”北の猟兵”達の幹部クラスである彼女も当然手柄首としてメンフィル軍やヴァイスラントにも通達されていましたからノーザンブリア占領時に、その死を確認した事も聞いています。ただ不思議な事にメンフィル軍もそうですがヴァイスラントの関係者の誰かが彼女を討った訳ではなく、彼女を見つけた時点で何者かに殺害され事で既に事切れていたとの事ですが……」

「なっ………どうして、マスターグラークの参謀を務めていた人物がマスターグラークを………しかも、マスターグラークを殺害した彼女をメンフィルでもなくヴァイスラントでもない誰が一体何の為に殺ったのよ……?」

「……………………」

ローガンの答えを聞いたレクターとリィンはそれぞれ真剣な表情で自分達が知る情報を口にし、二人の話を聞いたサラは絶句した後信じられない表情で呟き、タリオンは目を伏せて黙り込んでいた。



「……話を聞く限り、北の猟兵達も一枚岩では無かったようだが………一体何の為に、この場で”北の雷帝”の生首を私達に見せたのだい?」

「俺達”北の猟兵”による”メンフィルと灰の剣聖に対する誠意を示す為だ。”」

「”メンフィルと俺に対する誠意を示す”という話に、何故北の猟兵の首領の首を見せる事に繋がるんだ?」

パントの問いかけに答えたローガンの話を聞いて新たな疑問を抱いたリィンは質問した。

「マスターグラークだけじゃない。――――――”ノーザンブリアの三英雄”の一人、ブラド・ウィンスレットの孫ラヴィアン・ウィンスレット、今は亡き祖父ブラドに代わり、私達と同じ北の猟兵達がメンフィル帝国領であるユミルで犯した罪をメンフィル帝国とリィン・シュバルツァーに謝罪する。………ごめんなさい。」

「同じく北の猟兵の生き残りを率いている”極光のフェノメノン”ローガン・ムガート、北の猟兵の生き残り達を代表して、同胞達がユミルで犯した罪をメンフィル帝国とリィン・シュバルツァーに謝罪する。――――――申し訳ない。」

するとその時ラヴィがリィンを見つめて宣言した後頭を深く下げて謝罪の言葉を口にし、ローガンも続くように宣言してリィンを見つめて頭を深く下げ謝罪の言葉を口にし、イセリア達も続くように頭を深く下げた。

「な………あんた達、突然何を………」

「なるほどな……”そう来たか”。」

「”ノーザンブリアの三英雄”やその身内、そして現在北の猟兵の生き残りを纏めている人物が総督閣下とメンフィルにユミルの件を謝
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