第二章
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「ほったらかしにしたら死ぬわよ」
「そうよね、それで今はね」
「入院してるの」
「身体にできもの出来たから病院に行ったら」
「梅毒だったの」
「幸い治るとのことだけれど」
それでもというのだ。
「暫く入院して隔離されて」
「治療ね」
「流石に本人もショック受けて茫然となってるらしいわ」
「自業自得だけれどね、けれどね」
桜子はここまで聞いて言った。
「助かっただけよかったわよ」
「梅毒になっても」
「パパ活してもね、若し連続殺人鬼なんかが相手だったら」
その時はというと。
「洒落になってないでしょ」
「そんなお話あるしね」
「だからね」
それでというのだ。
「乗らなかったあんたもよかったし」
「助かったその娘もなの」
「よかったわ、本当にね」
それこそというのだ。
「ああしたことはね」
「しないことね」
「風俗にしても」
パパ活からこの仕事の話をした。
「お店の方でちゃんとね」
「やってるのね」
「そうしたお店でないとね」
さもないと、というのだ。
「変なお客さんとかね」
「病気とかあるのね」
「そう、こっそりやってると」
所謂モグリである、街に立っていたりするという。
「そんなお客さんにかかるリスクとかね」
「お店が見て守ってくれなくて」
「病気だってね」
「かかるリスクあるのね」
「そう聞いてるしね」
「ああしたことはしないことね」
「お金欲しいなら」
桜子は真顔で言った。
「真面目に働くことよ」
「それが一番ね」
「安全にお金稼げるから」
真っ当と呼ばれる仕事はというのだ。
「絶対によ」
「そっちの方がいいわね」
「ええ、変なことするよりもね」
こう言うのだった、そして桜子も友人も真面目に学業を続け就職してからは真面目に働いた。そうしておかしなことにはならずお金を儲けらた。
パパ活は危ない 完
2024・1・22
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