暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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ター点けてあるから 暖かいいしー」

 2階の部屋に案内されて、白なんだけども花模様の壁紙に、置いてあるものがピンクっぽいものばかりで、カーテンにベッドもピンクの布団にレースの縁取りのあるもの。寝ているのはうさぎの大きなぬいぐるみ。私の殺風景な部屋とは全然違うのだ。学習机の横の本棚には教科書の隣に参考書が並んでいて、その横には、問題集が横積みされていた。よく見ると高校受験のものもあった。そして、英語の本とか小説が何冊か。璃々ちゃんに促されて、ベッドに並んで座ると

「なぁ みゅんはウチのこと 親友って言ってくれたやんかー だから みゅんには 話とこって思ってなー」

「うーん なに?」

「ウチなー 幼稚園の頃 いじめられてたんやー ママがな 社交ダンスが趣味なんやー そのせいかウチにも小さい頃から ひらひらしたようなスカートばっかーでな その下もフリフリ付いたのとか・・ だから、男の子達が面白がって、スカートをいつも捲られてたの パンツを引っ張られたこともあったわ いつも泣いていたけど、ママにはそのこと言えなかったわ 小学校に入っても、しばらく そんなだったの 多分 同じ男の子」

「・・・ そんなん みゅうみゅんやったら しばき倒してたわー」

「みゅんみたいに強いとね ウチは泣き虫で・・・ そん時の男の子達 誰だったか思い出さないの ひとりは、転校していったけど・・・ でもね、ウチのお兄ちゃんが6年生になった頃 ジョギング初めて、ウチも一緒に走るようになったわ それから、ずーっと一緒に 運動も勉強も頑張るようにしたの 強くなろうと思ってネ  自分が弱かったんだよね それからは自然といじめられなくなって でも、ウチの中では いじめられている時 誰も助けようとしてくれなかった! だから あんまり人のこと信頼できないのよ 男の子は特にネ」

「あぁー でも・・・ みゅうみゅんは・・」

「そう みゅんは 違うわー 最初 なんて伸び伸びとした子って思ったわー 男の子にも平気で向かっていくし・・・ちょっと嫉妬してたかも でも、真直ぐに向き合ってくれるしー 戸惑ったけど、透き通ったような心みたいだし だから この子とならと思えるようになったの 泉希もそう みゅんの親友だって言うからー それまで、泉希には近寄りがたかったの」

「やっぱり 璃々って 根性座ってるネ ウチみたいに動揺すること無いし いつも冷静やー」

「そんなことないよー みゅんみたいに何にでも向かっていくのって 素晴らしいって思うし 泉希みたいに天才的なんも羨ましいって思うよ」

「へぇー ・・・ でも よろしくネ! ウチ等親友同士だよ! なぁ 璃々はお兄ちゃん居るの?」

「今 高2 中学から野球やってて 大阪の高校に進んで 今年で最後やー 六大学に
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