第百十三話 野球の世界は広いその十一
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「大鵬さんと卵焼きは兎も角」
「皆巨人ファンって」
「北朝鮮を支持するのと同じだよ」
「あそこ北朝鮮ともそっくりだしね」
「巨人民主主義人民共和国だよ」
達川は言い切った。
「もうね」
「そっくりだからこそ」
「そう言っていいよ」
「チームの体質も似てるしね」
「昔はお金があったから」
それでというのだ。
「お金のある北朝鮮だったよ」
「そう言われていたわね」
「オーナーが将軍様でね」
「そのオーナーが問題よね」
「一番のね」
この邪悪そのもののチームのというのだ。
「そうだしね」
「今も変わらないわね」
「フロントが力強過ぎて」
「現場にも口出しするのよね」
「伝統だからね」
このチームのというのだ。
「それが普通で」
「余計に悪いけれど」
「あの国もね」
北朝鮮もというのだ。
「将軍様の究極の独裁で」
「軍隊にもあれこれ言うし」
「まして先軍政治だから」
「余計よね」
「その北朝鮮と同じでね」
「カルトみたいで」
「独裁で」
そしてというのだ。
「やりたい放題だから」
「本当に民主主義人民共和国よね」
「巨人はね」
「そうよね」
「そして」
達川はさらに話した。
「今はお金がないから」
「親会社が傾いて」
「マスコミ自体がそうでね」
「新聞もテレビもね」
「軒並みそうで」
「お金もなくなって」
「尚更だよ」
金があった時以上にというのだ、親会社の資金に余裕それも無尽蔵にあった時は巨人はまさにやりたい放題であった。
「北朝鮮だよ」
「お金ないしね、北朝鮮って」
「お金がないから」
そうだからだというのだ。
「食べものも設備も技術もね」
「ないのよね」
「色々なものがね」
「何もないわね」
「今の巨人も何もないから」
「ユニフォームもボロボロっていうし」
「寮の食事もね」
こちらもというのだ。
「白いご飯だけらしいから」
「おかずは?」
「ないらしいよ」
「そうなの」
「それを出すお金もないから」
寮の食事のおかずもだ。
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