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夢幻水滸伝
第三百三十二話 優勢なままでいる為にその六

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「わいもな」
「指揮を執られ」
「そうしてですね」
「攻撃も行われますね」
「そうされますね」
「そうしてな」
 そのうえでというのだ。
「攻め落とすで」
「わかりました」
「それではです」
「これより」
「攻めるで」
 自らこう言ってだった。
 トウェインはラスベガス攻略にかかった、空と陸から自分が言った通りの攻撃を仕掛けさせ術も使わせた。
 そしてだ、そのうえでだった。
 彼も術を放ちミョッルニルの雷を放った、その一撃がだった。
 城門の一つを吹き飛ばした、これにより敵はかなり動揺したが。
「まだや」
「さらにですね」
「そや、一撃を放ってな」
 今も乗っているサンダーバードに話した、空に上がって指揮を執っているのだ。
「敵の城壁や城門を壊すで」
「そうしますね」
「そしてな」 
「ラスベガスを丸裸にしますね」
「そや」
 まさにというのだ。
「ここはな」
「そして私もですね」
「どんどんな」
「術と落雷で、ですね」
「自分は塔を壊してくれるか」
 城壁にあるそれをというのだ。
「ええか」
「はい」
 サンダーバードは頷いた、そしてだった。
 無数の落雷を放ちそれで城壁の部分にある塔を片っ端から壊した、そして。
 その時に城壁も城門も破壊した、無論トウェインもミョッルニルの強力な一撃を放ち続けそうしてであった。
 ラスベガスの壁を自軍が突入出来るまでに破壊した、だがここでトウェインは将兵達に強い声で告げた。
「全軍突入準備のまま待機や」
「そして、ですか」
「その間にですか」
「幸福勧告を行い」
「それ次第で、ですか」
「攻めるんや、降伏すればな」 
 そうすればというのだ。
「それでよしや、ええな」
「わかりました、ではです」
「これよりですね」
「降伏勧告の使者を送りますね」
「そうするで」
 こう言って実際に使者を送った、もはや城壁も襄平も壊された街には戦闘意欲はなくそれでだった。
 彼等は降った、トウェインはそれを受けて言った。
「ほなこれでや」
「はい、それではですね」
「街を占領し」
「統治は引き続き市長達に任せ」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「街の権利はそのままや、そして城壁や城門は修復してな」  
 そこに塔が入っていることは言うまでもない。
「そしてや」
「我々は、ですね」
「フェニックスに戻りますね」
「そしてあの街を攻めますね」
「この街に守備隊を置いてな」
 このことは忘れなかった。
「もうスタインベックの退路は断つで」
「そうしますね」
「そしてあの方が戻られても」
「そうなってもですね」
「守る、そしてな」  
 そのうえでというのだ。
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