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夢幻水滸伝
第三百三十二話 優勢なままでいる為にその五

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「ほんまな」
「無理ですね」
「やっぱり星のモンに対抗出来るのは」
 それはというのだ。
「星のモンや、三十万の装備と物資のええ軍で包囲して」
「制空権も握っていますが」
「しかしや」 
 それでもというのだ。
「ホイットマンがおるさかいな」
「今はですね」
「まだ攻めへんでな」 
 そうしてというのだ。
「ラスベガスを攻め落としてな」
「そのうえで軍を戻してからですね」
「戦うわ、ラスベガスを陥落させたら」
 トウェインはサンダーバードに強い声で言った。
「ネバダ州の南部の掌握にかなり大きな一歩になってな」 
「またフェニックスを孤立させられますね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「ここはな」
「ラスベガスを攻め落としてからですね」
「攻めるわ」
 フェニックスをというのだ。
「そうするわ」
「そうですね、では」
「今はラスベガスにや」
「迅速に向かい」
「攻め落とすで、空と陸からな」
 その両方からというのだ。
「攻めてくで」
「それでは」
「ラスベガスに向かうで」
 こう言って実際にだった。
 トウェインは十万の軍、自軍の中で特に機動力を高めさせた軍勢を率いてラスベガスに向かった。そうしてだった。
 街の前に来るとだ。彼は命じた。
「航空部隊は城壁と城門を攻めるんや」
「そうして破壊するのですね」
「街の城門と城壁を」
「そうするのですね」
「そや、そしてや」
 そのうえでというのだ。
「砲撃もや」
「行いますね」
「戦車によって」
「そうしますね」
「装甲車は機銃やからな」
 備えている兵器はというのだ。
「城壁を攻めるにはな」
「不向きですね」
「城壁や城門を攻めるには」
「どうしても」
「そやから戦車砲で攻撃するわ」
 そうするというのだ。
「機動力を重視させてここまで来たから大砲はない」
「自走砲はありますが」
「大砲はないですね」
「確かに」
「ロケットランチャー車はないしな」
 自軍にとだ、トウェインはこのことは今残念に思った。
「それは」
「左様ですね」
「ロケット弾の実用化はしていましても」
「それでもですね」
「ランチャー化がまだですね」
「そやから自走砲も使ってな」 
 そうもしてというのだ。
「砲撃を行うで」
「わかりました」
「それではこれよりです」
「空と陸からです」
「ラスベガスの城壁と城門を攻めましょう」
「そうしよな、そしてな」
 さらに言うのだった。
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