第十一幕その五
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「今から」
「それではね」
「ええ、それでだけれど」
ポリクロームはさらに言いました。
「今回の会議ではね」
「貴女の国にね」
「各国の郵便や貿易の航路が入るから」
「それでよね」
「それはいいけれど」
それでもというのです。
「やっぱりね」
「国内が航路になるならな」
「詳しいお話を聞いて」
そうしてというのです。
「それからね」
「認めないとね」
「それが政治らしいから」
だからだというのです。
「国として参加させてもらいたいし」
「それによね」
「ええ、お話を聞かせてもらって」
「承認させてもらうのね」
「オズの国のお話でしかも貴女が主催ならね」
ドロシーを見て言います。
「問題ないけれど」
「それでもね」
「ええ、政治はそうしたものなのよね」
「そうよ、お話を聞いてこちらからも言って」
それでとです、ドロシーも答えます。
「認めてサインをするものよ」
「お父様にそうしたものだって言われたから」
「今回は貴女が会議に参加するのね」
「そうさせてもらうわ」
「そうよね、それじゃあね」
「行きましょう」
「会議が行われる街にね」
こうお話してでした。
ポリクロームが乗り込むとすぐにです。
飛行船は出発し街に戻りました、この時も臆病ライオンが操縦したので風よりもずっと速く進んでです。
街に戻りました、そして皆のところに戻ると丁度皆でテーマパークで遊んでいましたがポリクロームを見てでした、まずはお人形の女王が言いました。
「また可愛い娘が来てくれたわね」
「そうですね」
キャンディマンはお人形の女王の言葉に頷きました。
「どなたが来られると思ったら」
「こんな可愛い妖精さんが来てくれたのね」
「ポリクロームさんだったわね」
ジクシー女王は彼女を見て笑顔で言いました。
「確か」
「何度かお会いしたことありますね」
「そうでしたね」
バド王とフラウ王女も言います。
「お互いに訪問して」
「そうでしたね」
「久し振りだね」
バド一世がはポリクロームに帽子を取って礼儀正しく一礼しました。
「お元気そうで何よりだよ」
「では今回はですね」
チックも言ってきます。
「一緒に仲良く会議に参加してくれますね」
「まさかポリクリームさんが来られるとは思いませんでしたけれど」
それでもと言うバラでした。
「嬉しいです」
「お話は聞いたけれど皆さんが集まってるなんて」
ポリクロームは笑顔で言いました。
「思わなかったわ」
「いきなりだったからね」
それでと言う臆病ライオンでした。
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