第5話
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「フフッ、アニエスはそういう意味でメイヴィスレインさんを”姉”と感じた訳ではないわよ。」
するとその時レンが部屋に入ってきてメイヴィスレインに指摘した。
「レン先輩。」
「おかえりなさい、アニエス。まずは無事に1つ目を見つけられた事、おめでとう。」
「ありがとうございます。こうやって1つ目の”ゲネシス”を見つけられたのもレン先輩のお陰です……!」
「私は大したことはしていないわ。――――それよりも、メイヴィスレインさんに渡す物があるわ。――――――はい。」
アニエスにお礼を言われたレンは苦笑しながら答えた後メイヴィスレインにザイファを渡した。
「これはアニエスやヴァンが使っていた……」
レンから渡されたザイファをメイヴィスレインは見つめながらアニエスやヴァンが使っていたザイファを思い返していた。
「戦術導力器――――――それも最新式である”ザイファ”よ。”ザイファ”の有用性は今日1日のアニエスが使っている所もそうだけど、アニエスや”アニエスが依頼した人”が実戦で使っているのを目にしたから、メイヴィスレインさんにとっても自身の戦闘能力の向上もそうだけど他にも使い道が色々とある事は理解しているでしょう?」
「……何故これを私に?」
「勿論大切な後輩の為に決まっているじゃない。――――――アニエスはこれから曾祖父さんの遺産を取り戻す為に数えきれない危険に巻き込まれる事になるでしょうから、そんなアニエスを傍で守るメイヴィスレインさんは最低でもメイヴィスレインさん用の最新式くらいは持っておいた方が様々な場面で役に立つでしょう?」
「……………………一応、感謝はしておきます。」
レンの説明を聞いたメイヴィスレインは目を伏せて今日1日にあった出来事やアニエスの”オクト=ゲネシス”に関する話を思い返した後目を見開いて静かな表情で答えた後ザイファを受け取る事を決め
「その、わざわざメイヴィスレインのザイファまで用意して頂き、ありがとうございます、レン先輩……!メイヴィスレインに用意したザイファの費用は後で必ず用意してお返ししますので――――――」
「フフ、メイヴィスレインさんのザイファにかかった費用を気にする必要はないわ。そのザイファはアニエスの先輩としてできる私の数少ない協力方法だから、後輩は黙って先輩の言う事を聞いておきなさい♪」
アニエスはお礼を言った後ザイファに関する料金の支払いについて言いかけたがレンが制止した後ウインクをしてザイファの支払いは無用である事を告げた。
「レン先輩………本当にありがとうございます……!あ……え、えっと、そのレン先輩、実は――――――」
レンの気遣いに感謝したアニエスはアルバイトの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ