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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
(!閲覧注意!)お礼にあたしは、彼女(かれ)を知る
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な背中。
真っ白で傷一つない、陶器みたいな背中。
北斎さんの責めで感じる度、背中に垂らされた長い黒髪が時折びくんと跳ねる。

背中だけでも感じる色っぽさ、艶々で真っ直ぐな長い黒髪。くびれのある腰、やや大きめのお尻とそこから伸びるすらっとした脚

後ろ姿だけでも分かる。この人は女性だって魅了してしまう色気を持っている。

「人様のさあばんと見ておっ勃ててんだ。おれァそんな節操無しのマゾ犬に育てた覚えはねぇヨ?」
「ちっ、ちがうの…ぼくは…!」

抗議する舞さん。
なるほど。つまり香子のあんな姿を見てムラムラしてしまったらしい。
それで北斎さんが嫉妬して、お仕置という流れだろう。多分。

しかし、今のセリフは…?
『おっ勃てる』って聞こえたような…。

「なんだい?」
「僕も…ああいうふうにされたいな…って、放置プレイ…またされたいって…っ?」
「…ほー。」
「目隠しして、身体の自由を奪って、おちんちんもアナルも乳首も、気持ちいいトコ全部寸止めされて…お栄ちゃんはそんな僕のことを何時間も放置して、それから…それから…っ?」



…?


おちんちん?


「…そうかい。つまりは式部殿がやられてたことを、お前さんにもしてくれと。」

こくこくこくと頷く舞さん。
そうすると北斎さんは目を細めてにんまりと笑うと、

「マゾ犬がおれに命令するな。」

いきなり冷たい表情になり、舞さんに付けられている首輪に繋がれているリードを引っ張った。

「あぁっ?ぐ…っ?」
「されたいだァ?お願いしますご主人様だろォ?」
「あぐ…っ?ご、ごめんなさ」

謝ろうとした次の瞬間、舞さんは押し倒される。

「しばらく会わねぇ内に躾が抜けちまったのかもナァ?マゾ犬ぅ?」
「ち、ちがうんですご主人様!…ぼくは!」
「あぁやっぱダメだ。そこはわん≠チてだいぶ前に教えただ、ろッ!!」

そう言って、北斎さんは舞さんの股間を思い切り踏みつけた。

……待て。
ちょっと待って欲しい。
今まで後ろ姿しか見えていなかったから気づかなかったけど…


何か付いてる…!

「はぁ…っ?あっ、あぁっ??」
「どうしたァ?ご主人様におちんちん踏んでもらえて嬉しいよぉ?って顔してるヨ?」

ぐりぐりと踏んでいるソレ。
それは紛うことなき

「おちんちん!!???!!?!?」
「っ!?」

おちんちんだ。

「あ。」
「おお、葵殿じゃないか。」

しまった。
驚きのあまり叫んでしまった。

「人の趣味にああだこうだ言えたもんじゃねぇが、覗き見すんのはちょいとどうかと思うヨ。」
「あ、あぁいや、たまたま開いてて、それで見ちゃったというか…。」

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