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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
(!閲覧注意!)お礼にあたしは、彼女(かれ)を知る
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その場に座り込み、荷物からスケッチブックを取り出して香子の痴態を描き始めるのだった。

「にしても吃驚したヨ?発情した獣かと思った。お上品な方からはあんな声はそうそう出ねぇ」
「あぁまぁ…香子は夜こんなんで」
「こんなんじゃないれす……」

死にそうなか細い声でそう反論するも、聞いていない。

「ぎゃっぷ≠チてやつだナ?いいじゃないか。普段お淑やかな淑女が布団の上じゃ想像もできねぇ声を上げる。葵殿が書いた小説もそうだった。」

と、そう言いながら北斎さんは手を止めることをやめず、凄まじいスピードで描いていく。

「つ、続けていいの?」
「あぁ、いいヨ。」
「じゃ、じゃあ…。」

一応確認をとると続けろとのこと。
香子は一生懸命首を横にブンブン振っているけど、そうさせてもらう事にした。

まぁいいでしょ。ここ女しか居ないんだし。

「じゃあ、お客さんに全部見てもらおっか。ねっ。」







それからさらに夜は更け、
深夜。



「…。」

喉が渇いたので目を覚ますあたし。
隣には全く動かないものの、とりあえず胸は上下しているのでかろうじて生きている香子が確認できた。

ああそうだ。
あのまんまずっとやり通したんだ。
何度も何度も潮吹いて、北斎さんと舞さんの前で恥ずかしいとこ見せられて、
2人がいなくなってからもっとヒートアップして、泣くまでずっといじめ続けたんだった。

あぁ、なんか達成感がすごい。
小説も書ききった。香子も気が済むまでいじめ抜いた。
とても清々しい。


とはいっても喉はかわいているので、水を飲みに行くことにする。

冷蔵庫のあるところに行く際、客室を通ることになるのだけれど、

「まだ起きてる…?」

2人が泊まっている部屋はまだ電気が点いていた。
作品の挿絵を描いているのだろうか?
そう思うも、僅かに開いているドアからは光と一緒に話し声らしきものが漏れている。

「…っ…ぁ…ぁあっ」

いや違う。
話し声じゃない。

「…?」

好奇心が勝ってしまう
何をしているのかは分かる。
しかし、見てみたいという好奇心は止められない。
足音を立てず、ゆっくり扉に近付き、ドアの隙間からそっと覗き込む。

そこにはやはりというか思った通りというか、

「…お栄、ちゃ…っ?だめ…っ!」
「なぁにがだめなんだい?」

シていた。

こちらから見えるのは舞さんの背中。
一糸まとわぬ姿で、拘束はされていないものの無抵抗で北斎さんに下半身をまさぐられている。

「で、出る…出ちゃうからぁっ??」
「踏ん張って我慢しろ。もし出したらどうなるか…わかってるよナァ?」

思った通りの綺麗
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