第4話
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一方ヴァンは立ち上がってマフィア達を睨んだ。
「クロスベルのルバーチェだったか。そんな小物と一緒にするな。」
「組織の格も効能も比較になるまい。――――――切り刻まれて死ね。」
そしてマフィア達はヴァンに激しい斬り付けを放ち
「ぐっ……がっ……!?」
「くハハ!どウシタ、さッキの威勢ハ!」
「こノまま嬲り殺してヤル!」
「あ……ああ………」
二人の激しい斬り付けによって次々と傷ついていくヴァンを目にしたアニエスは表情を青褪めさせ
「フフ、トドメダ……」
「死ネ――――――裏解決屋!!!」
「っ……!」
「だめえええええええっ!!」
そして二人がヴァンに止めを刺そうとしたその時、アニエスが悲鳴を上げながらヴァンの前に出て両手を広げてヴァンを庇った!
「……!?」
(アニエス!?全く、貴女は”こういう時の為に”私と契約したのでしょうが……!)
アニエスの行動にヴァンが驚いている中ヴァン同様驚いたメイヴィスレインはすぐに気を取り直してアニエスの全身を結界で覆ってアニエスを守護した。
「小娘……!?」
「ダッタラマトメテ――――――!!」
一方アニエスの行動に驚いた二人はアニエスごとヴァンを葬ろうとし
(シャード防御――――――いや、間に合わねえ……!ふざけんな……!”俺なんか”の為に――――――)
一方アニエスの結界に気づいていないヴァンが焦りと悔しさを感じていると謎の導力器が突如音を出すと共に光を放った。
「え……」
「……!?」
突然の出来事に二人が驚いたその時、何とその場はまるで時間が止まったようになり、マフィア達の動きが止まっている中アニエスとヴァンは動くことができた。
「こいつ、は……」
(時空間の停止!?)
周りの空間が停止している事にヴァンが戸惑っている中メイヴィスレインは驚きの表情を浮かべていた。
「この光……ひいお祖父ちゃんの……!?」
「ふーん。大変なことになってるわね〜。」
謎の導力器が光を放っている事にアニエスが気づくと突如声が聞こえた後、ヴァンの背後に妖精のような姿をしたシャード体が現れた!
「……!?お、お前は……」
「ヴァンさんのザイファの支援AI(ホロウ)……?」
謎のシャード体に見覚えがあるヴァンとアニエスはそれぞれ驚きの表情を浮かべた。
「それでどうするの、ヴァン?悪夢を纏う、纏わない?」
シャード体――――――メアはヴァンに問いかけた。
「ヴァ、ヴァンさん………」
「クク……トンデモ装置にトンデモ現象と来たか……―――いいだろう、悪夢なんざ十何年も前から見続けてる……」
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