第4話
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でてめえらは失格だが。」
「フフ、それは残念だ。手足を狙っただけだが。」
「そちらの娘は殺しはしない。装置の関係者のようだからな。お前の方は死んでもらうが。」
「っ………」
(……そろそろ私の出番のようですね。)
二人のマフィアがヴァンを殺そうとしている事にアニエスが息を呑んでいる中メイヴィスレインは目を細めた。
「プロだねぇ。反吐が出るくらいに。――――――それならこっちも対応しやすいってもんだ。」
「っ……?」
ヴァンの言葉に二人のマフィアが眉を顰めたその時ヴァンは瞬時にマフィアの顔にコインを打ち出した!
「がっ……!?」
「ぐうっ……!?」
ヴァンの奇襲に二人が怯んだ瞬間ヴァンは跳躍からの叩き込み、そして薙ぎ払いへと連携してマフィア達を地面に叩きつけ、そして起き上がろうとしたマフィア達に武器をつきつけた。
「おっと、動くなよ。」
「っ………」
「…………」
「あ………」
ヴァンの勝利にアニエスは安堵の表情を浮かべた。
「コインによる”指弾”……”月華”あたりの使い手か。」
「それとその武装……軍用白兵術とのミックスだな?」
「詳しいねえ。俺は”月華流”じゃないが。――――――さて、装置についてそこまで詳しくはなさそうだが。何の目的で狙っていたのか洗いざらい喋ってもらおうか?」
マフィアたちの分析に感心したヴァンは真剣な表情で問いかけた。
「ヴァンさん……―――――その、私も気になります。どうして貴方がたのような裏社会の人達がこれを……?」
「さて……俺達は上に指示をされただけだからな。」
「だが、それが”彼”の指示なら――――――死んでも達成するだけのこと……!」
アニエスの問いかけに片方のマフィアが答えた後もう片方のマフィアは歯に仕込んでいた薬を噛みしめ、もう片方のマフィアも薬を噛みしめた!
「っ……!?」
「え……」
マフィア達の異変にヴァンが気づき、アニエスが呆けたその時何と二人は起き上がった!
「チイッ……!」
起き上がった二人に舌打ちをしたヴァンは次々と攻撃を加えたが二人は平気の様子だった。
「っ……!?がっ!?」
「きゃあっ……!?」
するとマフィアの強烈な一撃を受け止めたヴァンが背後のアニエスごと地面に倒れた。
「おいっ……!」
「……大丈夫ですっ……でも、ヴァンさんの方こそ―――」
ヴァンの心配の声に対して答えたアニエスは心配そうな表情でヴァンに声をかけた。
「………即効性の薬物強化。まさかそっちにまで手を出しているとはな……それで破滅した外国の馬鹿共を知らねぇのか?」
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