第4話
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「ヴァンダライズ―――――レイド!!」
止めに落下してきた撃剣を利き手に持ち、撃剣に込められた導力エネルギーを敵達目掛けて一閃した!
「「――――――!?」」
ヴァンの格闘技と撃剣を混合させたSクラフト―――――ヴァンダイライズレイドによる大ダメージによって限界が来た敵達は暴れながら消滅した!
「はあっ、はあっ…………」
敵達の撃破を目にするとアニエスは安堵や疲労によってその場で崩れ落ちて息を切らしていた。
「中世の魔導師が遺したガーディアンといった所か。あの霊体といい、このタイミングで動き出したのは気になるが……――――――根性見せたじゃねえか、学生。アーツに戦技、SCLMの連携もまあまあ助かったぞ。」
「あ………ありがとう、ございます。ヴァンさんのご指導の賜物かと。」
ヴァンに手を差し伸べられたアニエスはヴァンの手を取って立ち上がり謙遜した様子で答えた。
「へっ………」
アニエスの言葉に口元に笑みを浮かべたヴァンはアニエスと共に謎の導力器へと近づいた。
「……さてと。まずは俺が手に取る。」
「は、はい。」
謎の導力器を手に取ったヴァンだったが何も起こらなかった。
「大丈夫みたいだな。……そら、ご依頼の品だ。」
そしてヴァンがアニエスに謎の導力器を渡すと謎の導力器は一瞬だけ光を放った。
(共鳴……?戦術導力器と同じか。)
「これが”ゲネシス”……ひいお祖父ちゃんが遺した……まだ最初の一つだけど……やったよ、お母さん、お祖母ちゃんも。」
「……………………なあ、アニエス。あんたの曽祖父さんってのは――――――」
謎の導力器を手に持って嬉しそうにしながら独り言をつぶやいたアニエスの様子を見て何かが気になったヴァンがアニエスに訊ねたその時、何かに気づくとアニエスを抱え込んで倒れ込んだ!
「きゃっ……!?」
ヴァンがアニエスと共に倒れ込むと同時に二人がいた場所に銃撃が放たれた!
「……っ……」
「てめえら……」
「ほう、よく躱したな。」
ヴァンがある場所を睨むと、なんとジャコモを殺害した二人のマフィアが姿を現して立ち上がったヴァンと対峙した。
「……ぁ……」
「噂の二人組――――――”アルマータ”の面々か。」
二人のマフィアの登場にアニエスが不安そうな表情を浮かべ、ヴァンは警戒の表情で二人のマフィアに声をかけた。
「フフ……俺達も有名になったものだ。」
「そちらは『裏解決屋』、ヴァン・アークライドだな?」
「知っているとは光栄だ。一応、アンタたちみたいな筋からも営業は受け付けてるぜ?一線を超えない相手なら――――――今の銃撃
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ