外伝〜北と紫電の邂逅と依頼〜
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ている女性とたくましい青年に中年が溜息を吐いて指摘し
「……何者かしら?見た感じ、その娘の仲間のようだけど。」
3人の登場に新手と判断したサラは警戒の表情で武装を構えて問いかけた。
「ま、待って下さい!自分達は”紫電”殿に敵意はありません!自分達は”紫電”殿個人に依頼したい事があるのです!」
「”あたし個人に依頼”ですって?その割にはその娘は敵意満々であたしに襲い掛かったきたけど、それに関してはどういうつもりなのかしら?」
自分の問いかけに対して慌てた様子で答えた青年の答えが気になったサラは眉を顰めて新たな疑問を問いかけた。
「その事に関してはホント、ゴメンなさい!この娘――――――ラヴィちゃんは、『ノーザンブリアの三英雄』の孫として、ラヴィちゃんと同じ『ノーザンブリアの三英雄』が身内にいて猟兵時代から”紫電”の異名を轟かせていた貴女に挑んでみたかっただけなのよ!」
「……………………」
サラの問いかけに対して女性は手を合わせて謝罪し、娘は不貞腐れたように黙り込んでいた。
「『ノーザンブリアの三英雄の孫』ですって!?まさかとは思うけど、あんたたち――――――」
一方女性の説明を聞いてある事に気づいたサラは血相を変えた後驚きの表情で娘達を見つめたその時
「”紫電のバレスタイン”。エレボニアの内戦とヨルムンガンド戦役を生き抜いただけあって、以前とは比べ物にならないくらい飛躍的に実力が上がっていたようだな。」
別の物陰から片眼に切り傷がある大男が出てきた。
「あんたは――――――”極光のフェノメノン”ローガン・ムガート!って事はあんた達、やっぱり”北の猟兵”ね……!」
「ま、そういう事だ。――――――マーティン・S・ロビンソンだ。」
「イセリア・フロストよ。初めまして、”紫電”さん♪」
「自分はタリオン・ドレイクです。」
「……ラヴィアン・ウィンスレット。」
片眼に切り傷がある大男――――――ローガンを知っているサラは驚きの表情で声を上げた後娘達に視線を向け、視線を向けられた中年――――――マーティン、女性――――――イセリア、青年――――――タリオン、娘――――――ラヴィはそれぞれ名乗った。
「”ウィンスレット”………なるほどね。ということは貴女があのブラドさんの孫なのね。」
「……………………」
興味ありげな表情のサラに視線を向けられたラヴィは何も答えずサラから視線を逸らして黙り込んでいた。
「それよりもあんた達、よく今まで生き延びられたわね?”北の猟兵”はメンフィルとヴァイスラントによるノーザンブリア占領時に殲滅されたって聞いていたけど……」
「自分達はハリアスクを脱出した際に他国へ逃亡せず、ラヴィ教官
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